やはり、人数が少ないのは何よりです。1人の清書に40分かかろうとも、「あと○人」と思う時に心にかかる負担がまるで違いますから。
初任の時は、20人見ても「あと半分以上」だったからなぁ・・・書いた文章量は今年の方が多いですけど。
さて、そんなこんなでいとも容易く脱出できた成績煉獄ですが、養護学校の指導要領はあっても個人の発達段階や到達目標ががまるで違うため、全ての教科・領域にわたって所見を書かなければならないことが違いました。確かに、算数で言えば「関心・意欲・態度」「数学的な考え方」「表現・処理」「知識・理解」のような4観点を起こし3段階で評価したとしても、この学校で全く意味をなさないことは間違いないのです。
自分は去年の子達に対して、算数だけ1年間全てのテストで1人1人が間違えた問題を全て記録し、毎学期通知表の評価とは別に一人一人「達成表」を作って渡しました。「あなたはここの理解が弱いため、このような問題で間違えやすいです」というようなことや、休み中に教科書のどの辺を見ておくと良いかアドバイスなどを書きました。これは、いかに「評価規準」が公開されるといえども、自分は何を分かっていないからこの成績なのか本当の所分からないだろうと思ったからです。思いついたは良いもののやりだすとかなり大変でしたが、結構楽しかったです。自分の好きな算数だったからでしょうけどね。他の教科で毎学期全てこれをやってあげたら、絶対学力がついていくだろうなぁと思っていました。しかし、その全てを紹介するのに、所見の欄は短かすぎるのです。時間も。
この学校の通知表が、まさにその不可能を可能にした評価の仕方です。通常学級では到底できない、少人数だからこそできることなのでしょうけどね。将来、人数の少ない学校に配属されたら考えてみたいと思います。
ところで、養護学校はこんな感じですが、小学校でも学年によって結構通知表の手間が違います。
1年生は、1学期のみ別項目でそれぞれ「できた・もう少し」の2段階評価をします。2学期以降は普通になり、2年生まで同じ観点で評価していきます。
3年生からは、生活科がなくなり理科・社会科の項目が増えます。さらに「総合的な学習の時間」の評価も始まるのがこの学年からですね。前任校は所見のように文章で評価する所だったので、大変苦労しました。
5年生からは家庭科も増えます。これで、評価しなくてはいけない観点は40を越えます。
・・・そう、学年が上がる度に通知表の手間は増えていくのですね。
だからといって低学年がいいかというと・・・自己評価させにくい分、判断に迷うこともしばしば。
ちなみに、中学は教科担任制のため、数学なら4観点だけ評価すれば良い事になります。その代わり、人数が半端でないですけどね。「あと100人」なんて考えたくもない・・・。
う~ん、やっぱり養護学校が一番成績つけやすいなぁ。号が上がりボーナス(期末・勤勉手当て)もさくっと増えた手前、何だか申し訳ないですね。
初任の時は、20人見ても「あと半分以上」だったからなぁ・・・書いた文章量は今年の方が多いですけど。
さて、そんなこんなでいとも容易く脱出できた成績煉獄ですが、養護学校の指導要領はあっても個人の発達段階や到達目標ががまるで違うため、全ての教科・領域にわたって所見を書かなければならないことが違いました。確かに、算数で言えば「関心・意欲・態度」「数学的な考え方」「表現・処理」「知識・理解」のような4観点を起こし3段階で評価したとしても、この学校で全く意味をなさないことは間違いないのです。
自分は去年の子達に対して、算数だけ1年間全てのテストで1人1人が間違えた問題を全て記録し、毎学期通知表の評価とは別に一人一人「達成表」を作って渡しました。「あなたはここの理解が弱いため、このような問題で間違えやすいです」というようなことや、休み中に教科書のどの辺を見ておくと良いかアドバイスなどを書きました。これは、いかに「評価規準」が公開されるといえども、自分は何を分かっていないからこの成績なのか本当の所分からないだろうと思ったからです。思いついたは良いもののやりだすとかなり大変でしたが、結構楽しかったです。自分の好きな算数だったからでしょうけどね。他の教科で毎学期全てこれをやってあげたら、絶対学力がついていくだろうなぁと思っていました。しかし、その全てを紹介するのに、所見の欄は短かすぎるのです。時間も。
この学校の通知表が、まさにその不可能を可能にした評価の仕方です。通常学級では到底できない、少人数だからこそできることなのでしょうけどね。将来、人数の少ない学校に配属されたら考えてみたいと思います。
ところで、養護学校はこんな感じですが、小学校でも学年によって結構通知表の手間が違います。
1年生は、1学期のみ別項目でそれぞれ「できた・もう少し」の2段階評価をします。2学期以降は普通になり、2年生まで同じ観点で評価していきます。
3年生からは、生活科がなくなり理科・社会科の項目が増えます。さらに「総合的な学習の時間」の評価も始まるのがこの学年からですね。前任校は所見のように文章で評価する所だったので、大変苦労しました。
5年生からは家庭科も増えます。これで、評価しなくてはいけない観点は40を越えます。
・・・そう、学年が上がる度に通知表の手間は増えていくのですね。
だからといって低学年がいいかというと・・・自己評価させにくい分、判断に迷うこともしばしば。
ちなみに、中学は教科担任制のため、数学なら4観点だけ評価すれば良い事になります。その代わり、人数が半端でないですけどね。「あと100人」なんて考えたくもない・・・。
う~ん、やっぱり養護学校が一番成績つけやすいなぁ。号が上がりボーナス(期末・勤勉手当て)もさくっと増えた手前、何だか申し訳ないですね。