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早生まれ

2006年07月18日 | 時事
「早生まれ」は学歴でも不利? 一橋大院助教授が調査
これは自分も教員になってから疑問に思っていました。

4月2日生まれの子と、翌年の4月1日生まれの子は同じ学級になります。例えばその年にうるう年があれば、丸々365日分年が違う子が同じ学習を受けると言うことです。
自分が小2をもった時、足し算引き算などがほとんどできない子が2人いて、その2人ともが3月生まれだったことから「やっぱりこの頃には早生まれと学力が関係するのかなぁ」と思っていました。先輩の先生には「そんなこともないよ」と一蹴されましたが、確かに今までの人生7、8年に対する1年という年月は、割合からみても非常に高い影響を占めていますから、単純にその期間分だけ脳の成熟が遅くなっていることは間違いないでしょう。
ただし、体の成長の面では個人差の要素が完全に1年分の遅れぐらいはカバーしてしまうので、ガキ大将が早生まれとだったということはそう珍しくもない気がします。しかし、2年生で行う知能検査にしても月単位まで記入して「8歳○ヶ月の標準」と比べることになっていますし、やはり「2年生」と1くくりにしてしまうと、4月生まれと3月生まれではそれなりに差が出てしまうものなのでしょうね。

問題は、この差がどれくらいまで影響するのかということですが、それこそ4年生で行う知能検査ではすでにそれほど差がなくなってしまいます。しかし、例えば低学年時に学習につまづき、それがトラウマ(というか負い目)となってその後の学習意欲に影響がでるということはあるかもしれません。子どもの頃を思い出してみると、進学校に入る奴は低学年の頃からもそれなりに賢そうな奴でしたからね。もちろん化けたのもいますが。ちゃんと相関があるのかないのか、結果を期待して待つとしましょう。

でも、最終学歴を単純に調査したとしても、1年浪人していれば早生まれも遅生まれも関係なくなるよなぁ。