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学校プールと日焼け止め

2015年07月31日 | 時事
プールでの日焼け止め禁止に疑問 水質汚染に影響なし、肌守る効果優先を
いや、ダメでしょ・・・実際プールに油膜張るし。

自分は日焼け止めという概念がしばらくなかったので、最初は塩素漂白されたの藻の油分か、誰かに油でも入れられたのかと思っていました。特にここ近年になってやたら浮かぶようになってきたと思っていましたが、こういう論争が起きていたのですね。日焼けがどうのとか言い出したのはごく最近の話で、今の保護者も自分が子どもの頃はそんなこと気にしたこともなかったはずです。実際に保護者が学校プールに入ることはないし、見る機会も少ないわけですが、日焼けして戻ってくる子どもだけしか見ないので、こういう意見が生まれるのでしょう。で、そのうち何%が皮膚科に行くほど重症なのでしょうか。自分もそうですが、良く冷やしておけば翌日には問題なく活動できる程度の子がほとんどなのではないかと思います。学校の授業や夏休みのプール開放なんて子どもはせいぜい1時間なものですし、準備や入れ替え、片付けも含め、この時期毎日3時間ぐらい水着で外にいる自分は、別に日焼け止めなんて塗りません。おかげさまで真っ黒ですが(笑)そもそも日焼けは肌を守るシステムの1つですし、くる病と言って日光に当たらないとなる病気だって存在するわけです。「日焼けが害だ」と言うのは最近特に良く聞きますが、UVカットと言われても目に見える効果が実感できるわけではありませんし、何か日焼け止めクリームを売るために化粧品メーカーの意向で言いふらされているだけのような気さえします。熱中症と同様、必要以上に害を強調すれば関連商品が売れますからね。CMはもちろん、テレビ番組ではスポンサーの悪口は敢えて言いませんし、もしお肌がどうのとテレビで言っていたら、ぜひその番組の提供企業を見てみてください。

プールの水は、はっきり言って汚れます。この記者も実際に今の時期どこかの学校プールに行って見れば「あっ(察し)」と思うでしょう。禁止だと言っても、家から塗って来た子は見た目では分かりませんし、どうしようもありませんからね。汚れの原因は色々ありますけど、藻などの半固形物なら子ども達にプールの水をかき混ぜさせ「洗濯機」状態にし、10分もすれば真ん中の底に集まってくるので網などで掬い取ることは可能です。もちろん水質を良くするために「硫酸バンド」という薬剤も適宜使って管理しています。しかし水面に浮いた油膜のようなものは、水を大量に足してオーバーフローし半減させるくらいしか対処法がありません。水面を1cm上昇させるのには3000Lもの水が必要になります。最近はプール水を垂れ流すと水道代がどうのとかうるさいとか苦情が来ますし、残留塩素が高いと付近の魚が死んで大問題になることもあるので、あまり大量には入れ替えできない実情もあります。
そもそも「汚染」が具体的に何を指すのか記事からは分かりませんが、もし「飲んでも大丈夫」という基準で判断していたとしたら非常に心外ですね。油膜が張った見た目の悪いプールで、泳いでいる最中にこの水を誤って飲んじゃうかもしれないと思ったら、仮に健康に問題はないとしてもあなたはそのプールに入りたいですか?子どもにその水を飲ませたいですか?これは水質でなく、気分の問題なのです。もしもぺヤングにGが入っていて、メーカーに「加熱殺菌されているから健康に問題ない」と言われたらあなたは安心して食べるでしょうか?要はそういうことでしょう。

部外者が何と言おうとも、自分はどうせ入るならきれいなプールに入りたいものです。