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2016年01月16日 | 時事
「卍」ナチス連想で三重の塔に…外国人向け記号
こう言うのって配慮しすぎだと思うのですけどねえ。

いわゆる「まんじ」ですが、ナチスのマークを想起するということで使うのを控えようという話のようです。元々は古代よりインドや中国などの寺院で使われていた神聖なマークですし、日本でも地図記号に適用したのは明治時代の話です。当然その影響がヨーロッパにまで広まっていたからこそ、ナチスのハーケンクロイツに使用されたのでしょう。一応アレは「逆まんじ」ですが、使用されていたのはナチスが台頭した第2次世界大戦頃ですからわずか70~90年前の比較的最近で、人類の歴史から言えばごく短期間の話です。その時期にたまたま印象が悪かったからといって、その後何十年も封印したり、ただ似ているだけで何の問題もない伝統的なマークまでもが使用できなくなるというのはどうも釈然としません。

まあ過去には少林寺拳法がヨーロッパへ展開する際に卍マークの訂正を余儀なくされたらしいですし、関係ないですが最近ではイスラム国をISISと略すようになって、アメリカにある同名の会社がとばっちりで社名変更を余儀なくされたということもありました。もともとイシスというのはエジプトの女神なので、悪い意味は全くなかったのですけどね・・・

日本も旭日旗が同様の扱いを受けつつありますし、元々の意味を理解しないまま闇雲に記号だけを避けていても何も始まらないと思うのですが。