(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

米朝首脳会談

2018年06月12日 | 時事
北朝鮮、完全非核化を約束 米は正恩氏の体制保証、首脳会談
とりあえず、無事終わった模様で何よりですね。

南北首脳会談によって急に実現の道筋が見え、一時は中止にもなりかけましたが、北朝鮮側がかなり慌てた様子で取り繕い、なんとかトランブ大統領の機嫌も直った模様でした。この辺の駆け引きは流石にビジネスマンですね。会場であるシンガポールでは、北朝鮮が指定した島での開催の運びとなり、そこへ行く専用機を中国から借り、ホテル代や車代なども他国にせがむなど、およそ国のトップとは思えない乞食根性丸出しでしたが、シンガポールも今回の会談が成功すれば歴史的な地になるので、16億円とも言われる諸経費を全て持つという豪胆振りを発揮していました。まあ各国のマスコミから入場料やホテル代なども取れるでしょうし、その後の経済効果も考えれば大した出費ではないでしょう。日本でもサミット開催地になった所は未だにそれでPRしていますしね(笑)

会談の内容については、日本としては不満の残るものでしたけど、まあとりあえずお互い罵り合っていた者同士が顔を合わせて握手をするところから出発しないと何も始まりませんから、こんなものなのでしょう。北朝鮮の要求した体制保証とは、今後韓国との話し合いで朝鮮戦争が終結したとしても、統一朝鮮国になるわけではなく、北朝鮮と言う独立国として残りたいということなのでしょう。流石に70年も別れていれば今更一緒にはなれないでしょうからね。ただ、EUのように経済的な結びつきを強化することはできるわけで、体制を維持したままでも援助は十分に受けられるでしょう。しかしその代わりに、脅威を徹底的に排除することがアメリカ側の要求となります。非核化については、「完全かつ不可逆的かつ検証可能」という3つの要素を盛り込むよう迫っていましたが、署名された文書には「完全」しか見当たらず、少々譲歩した表現になっていました。また日本が望んでいた拉致被害者の件についても、会談で話題にしたというだけで、文書には明記されませんでした。まあこの辺は日本が非核化の費用を出す際の条件としてつめるべき問題であり、日朝会談についても近々しっかり考えて準備していかないといけないでしょうね。

いずれにしても、大きな一歩となったことには変わりありません。