ジャンプ編集部 ONE PIECE「配慮を欠いた表現」を反省 横井庄一さんを“揶揄”
うーん、激しくどうでもいい・・・
横井軍曹とは、終戦を知らずに28年間もジャングルに潜伏し、昭和47年に発見されたとされる人物で、「恥ずかしながら帰って参りました」がその年の流行語となったようです。昭和47年と言えば46年前なので、自分はもちろんどうやらワンピースの作者自身も生まれていないようですが、世相は東京五輪どころかもう札幌五輪の年ですし、もう一世代経った頃なので、当然戦争の記憶が段々薄れていた時期だけに、一躍時の人となった模様ですね。しかし、当時の人達の感触も、おそらく最初は「28年も任務に忠実に隠れていたすごい人」というものだったかもしれませんが、段々とテレビや講演会などの露出が増えるにつれ、「かくれんぼでみんなが帰っても隠れ続けたマヌケ男」のような印象に変わっていき、どちらかというと「ネタ男」扱いになってしまったようです。昭和50年代には「よっこいしょういち」というギャグが流行したようですし、自分が子どもの頃もこち亀などの漫画でネタにされたのを見たことがあります。ワンピースでも、過去に「恥ずかしながら帰って参りました」というフレーズとともに扉絵を描いたりもしており、こういうネタをスルーできない芸人気質の持ち主であることが伺えました。
で、今回のはどういうネタだったかといえば、お店でから揚げが1つ残った状態を「横井軍曹」と命名し、「横井軍曹が残ってる!誰か戦争を終わらせて!」と声をかけよう、というネタだった模様です。本人は戦争が終わってから残っていたわけなので、この命名と用途に若干定義のずれがある気がするのは否めませんが(笑)ギャグネタとしては一応成立しているでしょう。尾田先生はこのカバー裏のネタにも一切手を抜かず、いつもビッシリとネタを書いて読者を楽しませてくれるサービス精神旺盛な作家です。何巻か忘れましたが、「人がすいませんとか言って通る時にとるあの構えを“ゴッド拳”と名付けよう」というネタもあり、笑った記憶があります。今回のもその「命名ネタ」の1つだったのでしょうね。
というわけで、このネタが横井軍曹を侮辱していると炎上した模様です。言っていることはまあ正論です。で、文句を言っている人の何割が彼が帰ってきてから有名人になる一連の流れをリアルタイムで見たのでしょうか。そして、50代以上であろうその「リアルタイムで見た人」の何割が、今まで横井軍曹を一度もネタにしたことがなく、ネタにした人を今回と同じような義憤にかられて行動を取った人なのでしょうか・・・30代以下の人は、尾田先生以上に横井軍曹について何も知らない状態で、まるで故人の親友であるかのようにかばっていることになりますし、はっきりいって余計なお世話、「ネタニマジレスカコワルイ」の部類ですよねコレ。自分が知りもしない人の気持ちを勝手に推し量って「失礼だ」「不謹慎だ」と迫るこの手法、新たな「忖度ハラスメント」として禁止すべきですな。本人、あるいは関係者が言うならまだしも、部外者がああだこうだ言い出すと収拾がつかなくなってしまいますし、謝罪するにしても関係者が反応していない以上全く意味がなく、着地点が存在しないわけです。
こんな言いがかりの結果、ワンピースが休載にでもなったら今度は横井軍曹の親族がワンピースファンに報復ハラスメントをされるのではないでしょうか・・・怖い世の中になってしまったものです。
うーん、激しくどうでもいい・・・
横井軍曹とは、終戦を知らずに28年間もジャングルに潜伏し、昭和47年に発見されたとされる人物で、「恥ずかしながら帰って参りました」がその年の流行語となったようです。昭和47年と言えば46年前なので、自分はもちろんどうやらワンピースの作者自身も生まれていないようですが、世相は東京五輪どころかもう札幌五輪の年ですし、もう一世代経った頃なので、当然戦争の記憶が段々薄れていた時期だけに、一躍時の人となった模様ですね。しかし、当時の人達の感触も、おそらく最初は「28年も任務に忠実に隠れていたすごい人」というものだったかもしれませんが、段々とテレビや講演会などの露出が増えるにつれ、「かくれんぼでみんなが帰っても隠れ続けたマヌケ男」のような印象に変わっていき、どちらかというと「ネタ男」扱いになってしまったようです。昭和50年代には「よっこいしょういち」というギャグが流行したようですし、自分が子どもの頃もこち亀などの漫画でネタにされたのを見たことがあります。ワンピースでも、過去に「恥ずかしながら帰って参りました」というフレーズとともに扉絵を描いたりもしており、こういうネタをスルーできない芸人気質の持ち主であることが伺えました。
で、今回のはどういうネタだったかといえば、お店でから揚げが1つ残った状態を「横井軍曹」と命名し、「横井軍曹が残ってる!誰か戦争を終わらせて!」と声をかけよう、というネタだった模様です。本人は戦争が終わってから残っていたわけなので、この命名と用途に若干定義のずれがある気がするのは否めませんが(笑)ギャグネタとしては一応成立しているでしょう。尾田先生はこのカバー裏のネタにも一切手を抜かず、いつもビッシリとネタを書いて読者を楽しませてくれるサービス精神旺盛な作家です。何巻か忘れましたが、「人がすいませんとか言って通る時にとるあの構えを“ゴッド拳”と名付けよう」というネタもあり、笑った記憶があります。今回のもその「命名ネタ」の1つだったのでしょうね。
というわけで、このネタが横井軍曹を侮辱していると炎上した模様です。言っていることはまあ正論です。で、文句を言っている人の何割が彼が帰ってきてから有名人になる一連の流れをリアルタイムで見たのでしょうか。そして、50代以上であろうその「リアルタイムで見た人」の何割が、今まで横井軍曹を一度もネタにしたことがなく、ネタにした人を今回と同じような義憤にかられて行動を取った人なのでしょうか・・・30代以下の人は、尾田先生以上に横井軍曹について何も知らない状態で、まるで故人の親友であるかのようにかばっていることになりますし、はっきりいって余計なお世話、「ネタニマジレスカコワルイ」の部類ですよねコレ。自分が知りもしない人の気持ちを勝手に推し量って「失礼だ」「不謹慎だ」と迫るこの手法、新たな「忖度ハラスメント」として禁止すべきですな。本人、あるいは関係者が言うならまだしも、部外者がああだこうだ言い出すと収拾がつかなくなってしまいますし、謝罪するにしても関係者が反応していない以上全く意味がなく、着地点が存在しないわけです。
こんな言いがかりの結果、ワンピースが休載にでもなったら今度は横井軍曹の親族がワンピースファンに報復ハラスメントをされるのではないでしょうか・・・怖い世の中になってしまったものです。