ゆづ教室と日本観賞魚フェアの搬出と・・・・

今日は午後からゆづ教室。それまでの間に昨日の続きとで2点。


後は目地。シュールに割りと可愛かったりして・・・・それはそうと、ゆづ教室。いよいよ張り始まったのね。それがしばらく振りに切っているのを見たが、流石だったのね・・・全く切る事には問題が無い。つまり後は、その切る上手さのまま張れれば、後は時間の問題って話なんだけれど・・・。

いずれにせよ、張り出す前は徹底的に質問・・・どんな感じ?って具合に。例えば、金魚がモチーフなら、そっくり作れば良いじゃん・・・って上手い具合にそっくりになるように、良く見て本物に近づける事に徹する。こんな感じなのね。所がオリジナルで情緒なんてもんを意識して作るとなると、

想像しないとならない訳ね。だから常にどんな感じ?って質問になる。それが自分一人なら一人モンタージュ作りって言うのが良いかな?要するにオリジナルって言うのは、自分自身なのだから、答えは自分の中にある。けれど、そう言われてもそんな事がこれです・・・なんて、そうは言えないでしょ?

だから探り探りな訳ね。それが2人いるから、一見、俺とゆづが向き合うように見えたりするんだけれど、実は俺はゆずの中にいるゆづ役なのね。例えば、下絵を3つ描いて来た時に、ゆづは俺にどれが良いと思いますか?って一見、質問のようなセリフを言ったのね。

確かに言葉としては、どれが良いと思いますか?は質問に聞こえる。ただ、ここが問題でもし俺が友達だったら?どれが良いと思う？俺はこれかな・・・ってこれでおしまいになる。けれど、俺は先生・・・もしこれかな・・・と安易に言えば、先生と思われれば思われるほど、影響力が出ないかな?

つまり安易で自分の好みなんて言い方は出来ない。そこでその3枚の下絵を心理分析をする。まず一番手間暇が掛かったような絵はどれか?そして逆にどれが殴り描きか?みたいにね。そうすると、例えばこんな事が起こったりするのね。まずやる気の点では、最初の1枚目・・・これは意気込みが違うのね。

さっ、やるぞ・・・って感じにね。それは上手い下手は別でね。ただ、3枚で画力がいきなりアップする訳が無いから、見るべき所は丁寧さ加減。すると、大抵は1枚目に引き続きの2枚目みたいになる。つまり音楽的なら、AとA`みたいな違いになると思うのね。所が3枚目となると、一転変えたりする。

これが転調みたいな事だったり、今までとは別なんて事をすると、Bみたいな感じになり、良くも悪くも前者の2つとは違って3つは微妙に変わったりする。なんて感じね。それをこの絵の時はこんな気持ちで描いたように見える・・・とか、この殴り描きのタッチは慌てて描いた感じで、来る前の数時間。

そんな感じにも見える・・・とか、1つじゃ寂しいから2つにしたのかな?・・・みたいにAとA`みたいな変化に見える・・・とかね。そう言う事が当たっていたとしたら?・・・作者の心理から言うと1枚目かな・・・みたいな質問の答えになるかな・・・って。

そう言った後で、場合に寄っては俺の好みだったり、先生として、出来栄えを考えると・・・みたいな答え方をしたりもする。それは理由として、2年間付き合ってゆづはこんな人・・・みたいなものがあって、もっと言えば、ありとあらゆる俺の思う事を良い続ける事が俺の役目だったりするのね。

そう聞くと、その中から良いものをチョイスするのかな?と思いがちなんだけれど、ほぼ採用される事は無いのね。ただお知らせ程度。それによって、ならこうする・・・みたいに必ず自分の考えを持って来るから、何しろ言うだけ言う・・・気が付いた事全てね。

ただね、これをやられると先生の技量を問われるのね・・・そもそもその程度じゃ聞かなくても判るような事言っても役に立たない。だから、ゆづが気が付かない事を沢山・・・って事だから、1つや2つじゃお金を取る技量が無いって感じのダメージになるのね。あはははは。

しかも、過去2度の経験値からも、結果としての作品の出来栄えから言っても申し分無い状況。ならばより高みを・・と言う事なら、もっともっと・・・と先生の技量を問われる訳で・・・中々追い込まれるのね。まぁ毎度毎度勉強させられるのね。

そんなゆづ教室も本格的に始まって・・・今年が最後。ある意味こっちが身が引き締まるのね。そんなこんな後は、日本鑑賞魚フェアのぴれっじさんブースの作品の搬出。お世話になったもんで、搬出の手伝いを終えて、もう1か所・・・それが昨日のカルチャーの最後の方の下地を届けに・・・。

最後の最後にやっちゃって・・・頼まれていた下地を忘れて・・・そんなこんなで届けに行って、ひとまず最後のお礼を言って、アトリエに戻って明日のデイ・サービスの積み込みをして・・・今日は終了。