katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

うちの犬の杏さん教室とスノーマンの下地

2023-10-16 06:42:30 | モザイクタイル教室
今日はうちの犬の杏さん教室なんだけれど、自宅で作った鍋敷きと先日アトリエで作ったカワウソの時計の目地からスタート。まぁ普通に名古屋モザイクのタイルを使えば、何しろ高級だし、

あっ、名古屋モザイクって言うのは、日本の商社さんで、そうね・・・設計士をやっている人で、知らなかったらモグリだなって思っても良い位の、高級ってタイルって言ったら、名古屋モザイク

と平田タイルって言っとけば、日本のトップ2って感じなのね。んで、普通って言うならINAXって言うかリクシル、そしてダントーって感じになるのかな。つまり大間のマグロや千疋屋のフルーツ

とか、って言ってる感じね。高級ブランド品ね。だから車で送るよじゃ無くて、フェラーリやポルシェって言った感じ。伝わったかなぁ・・・高いって。そうね、タイル屋やってて、自分の工務店

で一度も無かったって感じかなぁ・・・直接お任せされた時に、たまぁに・・ってね。そこには海外の見た事の無い素敵なタイルばかりで、イタリア、スペイン、メキシコ・・・本当に憧れた。

何張ったってそりゃ素晴らしいだろうね。ただ大きさがマチマチだから、そこら辺の工務店だと、真っ直ぐじゃない・・・みたいな、はぁ?それ俺のせいじゃ無いよって、まぁ注文しといて、

なんにも知らないのかよっ・・・って、そんな工務店がお客さんだったりしてね。それがランクの上の設計士とかが入っているような仕事は、そこは全く気にしていない人がいて、柄とか、雰囲気

を重視したりして・・・そうね、例えばブドウ食べたって話なら、俺の子供の頃なら、何も言わずに黙ってデラウェアに決まっていたのが、巨峰じゃんって驚いて、何だこの黄緑のブドウ・・・

きっと高いに違いない・・・って貧乏臭い話がここいらの地域の話。今ならシャインマスカットって言えば、俺でも恐ろしいフルーツで、一房で何食の食事分になるんだろう・・・ってね。

そんな感覚でね、生徒さんがこうして名古屋モザイクのタイルで、鍋敷きを作ったのね。やっぱ凄いわ・・・しかも、目地幅を均等に張るなんて基本は、元タイル屋が教えているんだから、当たり前に揃っている。

後は素敵なデザインで並べれば良いのね。2種類のタイルを使って上手に張ってある。問題無し。張り方は良いわ、素材は良いわ、そりゃこうなるのね。そしていよいよ目地って事になると、

くっきりはっきりさせようとすれば、グレーなんて言うのも良いのね。鍋敷きだから、使えば汚れるし、機能性としても悪くないのね。それを白にすれば、何しろ純白のドレス・・・って言う、

感覚で言うなら、澄んでいて汚れなし。つまり引き渡しの時にはとてもキレイに見える。使えば汚れるのは判っていても、新品の時の綺麗さや一般的に目地は白って思われている事もあって、

違和感が少ない。ただ世の中に出回っているこんな感じの作品を良く見てね。白い目地は白いボンドで張れば、目立たないけれど、目地幅がお粗末になっていたり、ちょっとでも曲がっていると、

グレーなんて濃い目地をすると、物凄いズレているように見えるものなのね。つまり色の付いた濃い目地をするのなら、姑の掃除の確認みたいな気持ちで張らないと、何これ・・・になるのね。

つまりこれだけ綺麗に張ってあれば、何色使っても美しい仕上がりになるのね。もはや作家って言って売っている作品と何ら区別が出来ないのね。お見事です。って今度は、カワウソの時計。

そうね、ここのニュアンスが伝わると良いんだけれど、これは、俺のオリジナルの下地なのね。東京のコープさんで使ったもので、俺のサンプルと10名のご参加だったかな・・・つまり世の中に

11個しか無かったもので、アトリエで2人やってくれたんで13個って事になったもの・・・まぁそう言っても、俺が売れるまで左程の事は無いんだけれど、こう言うオリジナル下地って言うのは、

どんなに有名になっても、ゴッホピカチュウカードのように量産出来ないから、プレミア付くようになれば良いんだけれどね・・・。そうね、名古屋モザイクのように高級タイルでは無いんだけれど、

誰も知らないお絵かきタイル・・・ティーアートさんのね。それを使って俺のオリジナル下地に、俺の教えた生徒さんの腕を乗せると、俺のサンプルと何ら変わりない完成度。

同じ人がこうして2つの作品を完成させたのね。でも意味が全く違うのね。鍋敷きはオリジナルだから、デザインを考えないとならないのね。でもカワウソは考える必要は一切無いのね。

サンプルを見て遂行する・・・つまり両者を比較すると、考えて張るだけと、考えずに真似るだけ・・・って表現になる。ただ考えてもどんなに素晴らしくても、真似するのがいとも簡単。

それは張ってあるだけだから。だから材料さえあれば簡単に真似されてしまうのね。所が実はそれにも技術があって、目地幅が均等か、目地は滑らかになっているか?とかね。でも、雰囲気で買う

人は、そんな事は気にしていないし、何か良いな・・・って後は値段との兼ね合い。作る側としは、結構考えたのに・・・と思っても、いとも簡単に真似されるんで、試行錯誤してみても、

切らない・・・ってスタイルでは、素人さんにも真似される。逆にカワウソのような場合、下地作成はそう簡単では無いから真似はされづらいが、マニアックなんで、万人受けでは無いのね。

しかも中々難しいカットも含まれるんで、誰にでも出来る訳では無いのね。つまりハードルが何個もあるんだけれど、面白そうとか可愛いとか、こんな表現になるものってのは、簡単そうに見える。

そうね、素敵なものって言うのは、簡単であってもそのもの自体が欲しい・・・って事なんで金額面との折り合いで済むんだけれど、可愛いとか面白そうって言うのは、その人が思う値段が、

リーズナブル設定になりがちなんで、いざ金額がって時に、高いなって感じてしまうのね。それが先日話した小物のタイルの場合って話ね。そうね、これは鶏頭龍尾的な話で、例えば、大理石や

ガラスにもリーズナブルなものはあるのね。当然質は落ちる。でも腐っても鯛的に考えると、一般的には高級ってイメージがあるから、高い・・・と警戒したとする。それが思っていたより安いと

良いじゃん・・・になる。この表現を一般的とするのなら、これが設計士のような人なら、高級に見せられる・・・と取るかも知れない。それが1cmタイルやハートやクローバーだったりして、

おっ可愛いじゃん・・・と知らなかった一般の人が、数個手にするのなら、高いか安いか判らないでも、良いっか・・・になる。でも建築のような数だったりすると、まとまった数になり、えっ?

えっ、そんなにするの・・・ってな事になるし、それが設計士となれば、安い大理石とかガラスタイル買えるじゃん・・・となりがち。これがクレープ屋さんの店舗みたいな可愛いが売りって、

なれば、やっぱこれでしょ・・・って選ばれるだろうが、微妙な予算と、微妙な店舗なら、そこの価値を判らずに金額や見栄えの方に傾くだろうね。そんな事は多々見て来たしね。

そこを打破する為にも、切れない高級タイルってサイドと相反する、折角切れるタイルなんで、一工夫でそれをも上回るものにする・・・って言うのが、考え方の1つだったりもするのね。

ただこうして素直に完成を見ると、そりゃ完成度良いわな・・・って言うのは、誰が見ても判るのね。こんなものに対抗しようって言うんだから、こりゃ大変だわっ。所がね・・・

こうして同じ人が1cmタイルでここまで作れるようになると、もはやそう簡単には出来ない状況になって来るのね。しかも右下の花びらパーツを指しているものがあるんだけれど、少しえぐって

マメのような形になっているのね。このエグり・・・これは中々のパーツで、おーこんなの切れるようになったのね。技術って、こうした説明が無いと、やっている人にしか判らないのね。

でもこうして3つの作品を比較した時に、同じ人の作品なのに、別人のように見えるのね。こうやって比較出来るって言う機会は少ないから、あえて言うと、上手いだけならぶっちぎりで花。

面白かったり、可愛いのはカワウソ、高級そうなのは鍋敷き。こんな表現になると思うのね。これがアマチュアだから良いけれど、プロは上手いから売れるとは限らないのね・・・って意味は、

これで判るとは思うんだけれどね。そんな後は、キウイに頼まれたスノーマンの下地彫り。

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