今日は高洲のサークルの日・・・って今年初めては、なおみぃぃから。キリが良かったみたいで、久しぶりだから・・・と、手持ちのタイルと下地でお楽しみの新作。ただね、この普通がこのサークルでは結構難しかったりするのね。
例えば、縁取りのクローバー1つでも、きつめで入れるのと、1つ取って楽にゆったり張るのとは、全く違うのね。例えばきつめにすると、目地幅が狭くなる。では仮に白目地をしたとする。そうした時に、黄色のクローバーを仮に黄と表現して、
きつめの目地が白なんで、チョイ白と表現するとして、そうなると、黄、チョイ白、黄、チョイ白みたいになるのね。これをゆったり目地幅を取ると、太目な目地が白となり、太目がでぶっちょとすると、でぶっちょ白って目地の表現になる。
そうなると、黄、でぶっちょ白、黄、でぶっちょ白となると、見なくても想像出来るでしょ?つまり目地幅が広いって言うのは、目地の色にとても左右される・・・って事になるのね。こんな事がいきなり起こって、更にこのサークルの特徴、
それは切る事がとても上手い・・・これが良い事と悪い事は背中合わせって話に繋がるのね。今の段階で1枚も切っていないのね。つまりまだ何も上手い事が無いって事なのね。しかも縁取りにクローバーって言うのも、結構一般的な使い方。
つまりデザイン性としても悪くは無いけど、ビックリする程良くも無いのね。普通。そうなると当然、バックで何かやらかす可能性は大って事になるだろうね・・・何故なら、楽にチャラっと作るってよりも、時間が掛かっても慌てずに・・・。
ってスタイルだから、終わらせる・・・って感じじゃ無くて、今日は絶対終わらない・・・ってスタートなのね。そんな中、四角い形にぺきぺきを切り出すと、何と無く・・・と言いつつ、何十個も切ってたのね。例えば単に四角って言うなら、
普通は1cmタイルの4分の1なんて事にしたりするのね。ただそうなると、かなり小さいパーツになるんだけれどね、それを音で説明すると、硬いタイルはパチンって音で真っすぐ切れたりする。つまりパチンで半分、その半分をまたパチンで
成功すれば4分の1になる。つまりもう1回パチンとすれば、パチン3回で4分の1が4粒出来るのね。それをぺきぺきで作るとなると、いきなり四角いタイルでは無いから、パチンと切ると、変な形になったものから切り出す形になるのね。
つまりパチパチパチ・・・で1辺が完成したとすると、4辺で12回のパチンに切り出しの1回を足して13回のパチンになる。つまりタイルが変わると、1パーツに仕上げるのに10回も変わってしまうのね。そしてその切ったパーツをいかに、
自分らしく良い感じに張れるか?って話になるのね。それこそがデザインが問われる事なのね。しかし決まってしまえば切る事に心配は無いのね。これをキウイになると・・・
キチンと目地幅も均等で、その中にバラを6個作っているのね。切る事には、もっと心配いらないのだからデザイン性の問題になる。ただ厄介なのは、デザイン性って言うのは切る技術とは何ら関係無いのね。例えば切るのが上手くでも、味が
良いとは限らないし、攻撃が上手いからって、守備が良いとは限らないのね。それを踏まえて見ても、綺麗だし可愛いし、これで白目地をしたら、色の部分が引き立つと思うのね・・・ただ、飾りならそれも良いが、実際使うとなると・・
白目地は汚れるのね・・・そんな悩みも、やはり良い事と悪い事は背中合わせなのね。仕上がり重視なら白目地だけど、使う事を考えると、白は避けた方が良いし、でも汚れる前提なら、何らかの色目地なんて事もあったりする。
しかしこうした2人のクラフト的な作品の指導となると、普通なだけに基礎的な事が多くなるのね。でもこのサークルではとても珍しい事なのね。それが2人の作品は参考になったと思うのね。何しろ珍しい事だからね。ではキョンキョン。
紺でバック予定。今置いてある青だけを使えば、アップリケ的な仕上がりになるから、ハッキリひまわりを見せに行くやり方だったり、右にある紺を葉っぱの緑を小さめに避けるように入れると、大人っぽい仕上がりになるのね。
もうそろそろ、そんな事を想像しながらやると良いのね。何しろオリジナルを作るって言うのは、図面のようなものを描いてからスタートをする・・・なんて事をしていたら、絵の苦手な人は中々スタート出来ないのね。
だから見切り発車をする。ただそれにもルールはあって、常にやったら考えるの繰り返しなのね。それが図面の人ってと言うのは、最初に全てを考えるやり方で、都度都度考えなくて済むのね。だから最初に決めた通りに進むだけなのね。
ただそれって、例えば数ヶ月、数年先の完成まで同じ気持ちのままで進むって事になるから、余程自信が無いと出来ない事になるのね。だからそんな事はしなくて良いのね。それとは違う進み方になる。つまり図面の人は10割先に悩むなら、
都度都度って言うのは、大きくザックリメインの事だけ決めてスタートする。この場合、ひまわりの時計が作りたい・・・ってこの言葉だけで進む。もうほぼ子供と一緒でしょ?無理にいっぺんに考えないのね。
じゃどんな感じのひまわり?何個?みたいに、そこで1割考える。でも絵は苦手・・・だから、じゃその絵に似ているものを探す。写真でもイラストでも何でも良い。ただ全部真似をしないで、1個だけ・・・それを繰り返す。写す。
これでメインのひまわりは何とか描けた。そしたらスタート。この時点ではまだ1割しか考えていない。そして葉っぱは何個?また考える。何かそしたら足りない感じだから、半分のひまわり入れる?また考える。こうしてやったら1割、やったら
1割って考える。だから最後の最後までずっと1割考えて行かないとならないのね。所が完成間近って事は、9割出来上がって来た・・・そしてここまでは気に入っている・・・となると、残り1割を考える事になるんだけれど、この9割ってのが
プレッシャーになるのね。その時にある人は、後はバックじゃん・・・って簡単に進める人もいるけれど、ここまで来て失敗したくない・・・って思うと、これで良いのかな?って必要以上に考えたり、必要以上にこだわってしまうのね。
ではどんな風に?簡単なのね・・・今までは邪魔が無く、好きに作れたのに、今度は残りスペースを入れて行く感じになる。しかも、この9割までに狙ったパーツを何個切って来た?完全に切る事が最初よりも上手くなっている。
その上手さで色さえ決まれば進むじゃん・・・って単純に思うが、そうじゃ無くて、ピッタリ入れようとすれば、今まで以上に進まなくなる。そんなにピッタリ入れなくて良いんだけど、ピッタリ切れるようになってしまったのね・・・。
更に、更になのね・・・そんな上手くなったのに、バックって言う無機質な事しか出来ないのね。ハチを作るでも、ひまわりでも、葉っぱでも無く、ただ青を切って入れるの繰り返し・・・目的意識が低くなるのね。
だからこんな感じに陥ると、果てしない気持ちになるのね・・・バックに入ったのに全然進まない・・・って。しかも自虐的なら、全然上手くなっていない・・・なんて気持ちにもなったりするのね。まぁ幸い、高洲のサークルには、なおみ
ぃぃがいるから、大丈夫なのね。その気持ちが良く判るお話をしてくれるだろうからね。何しろサークルだけで上手くなった先輩だから、条件は一緒なのね。だからきっと気持ちを支えてくれるだろうからね。そんなこんなでお母さん。
ほら、誰が見たって、はぁ?何してんの・・・これ。って思う位、上手いでしょ?しかも花の下絵も見えている。バックは何も描いていなくて、最初の話の通りなのね。みんな同じ進み方なのね。そのやり方の上級者の作品なのね。
だから大変なんで、時より休み休み・・・その内、終わるから・・・そんな進み方で良いのね。根詰めないのね。今日は、結構見る人が見れば、いつもよりも内容の濃いサークルだったと思うのね。そんな後は、その足でコーナンへ。
すると、またわかちゃん・・・連日なのね。これだけ会うと、親しくお話をさせて貰えて、木工の道具の紹介や、作り方も教わっちゃったのね。まぁ勉強になるのね。何しろ元職人の俺の周りは、現役の職人さんばかり。
教えるんじゃ無くて、盗めの人達。頼めばやってはくれても、教えてなんてくれないし、はぁ?何してんだそれ・・・って、感じで、diy寄りのやり方なんてしようものなら、そんなもん使わなくたって・・・みたいな事になるのね。
でも、diy女子は教える人だから、説明してくれるし、質問も出来たりもする・・・まぁあれこれ参考になるのね。そんなこんなで、色々教わって、そんな中、一応大体一通り1回彫りが終わった感じになったのね。
ただ当初は校章を真ん中に入れるつもりだったが、こうして右下の方が良いんじゃ無いか?って気持ちになって来たのね。これをかぐやに見せると、左上の方が良いって言うのね。あははは、らしいな。それって誰ファースト?なのかな。
例えば、真ん中に入れたとする。確かに収まりは良いかも知れないが、当たり前な感じなのね。しかもこれを先生だの、俺だの、何しろ大人が作ったとする。大人が真ん中なの?でしょ?生徒ファーストでしょ?なら中心から外した方が良い。
では仮にかぐやの左上の場合、高い位置から学校に見下ろされる感覚になる。歴史や文化の元に・・・ってね。例えば、校章を太陽に見えれば、照らされている・・・って絵になる。けれどもし右下にした場合、下から照らされる感じになる。
つまりここを超えて行く絵になる。もっと上へ・・・ってね。どちらも悪く無いんだけれど、こうした単なる位置と考えるのか?意味があっての位置決めなのか?は、そう見せる為には・・・って言う、バックの素材選びに繋がって行くのね。
明日もう一度検討した上で、材料の手配をしようと思うのね・・・ただどちらでも、良さげなバックは思い付いたんだけれどね・・・。