
ちょっと気配り優しさ感じ

先日、朝のあいさつに学校の近くに立っていることを書きました。続けていると、いろんなドラマがそこに生まれるということを感じます。何もしなければ、無の状態です。行動をおこせば、批判されることもあるけれど、たくさんの感動と出会えることを覚えます。
3年生の生徒は、いつもは、遅刻ぎりぎりで学校にやってきます。今週の月曜日のことです。職員室にやってきました。時計をみると、朝の7時40分くらいです。いつもより20分以上も早い登校です。
「おい、おいどうしたんだよ。」
と言うと、
「先生を迎えにきてやったんです。」
「????」
どういうこと?
「卒業までの最後の一週間くらいは、遅刻ぎりぎりではなくて、先生を職員室まで迎えに行って、一緒にあいさつ運動をしようと思ってね。」
ちょっと感動。でも・・・。
「きてやった・・・は、ないやろ。」
と言い返しました。
「でも、お母さんが、最後くらいは、あんたも世話になっているんだから、迎えに行って、一緒に立つくらいないとね。と言うんで。しっかり朝も少し早く起こされたよ。」
月曜日からというもの、毎日、あいさつ運動を一緒にしてくれます。何となく嬉しい時間です。

今、卒業式、入試、学年末、年度末などで会議やいろんな取り組みが多くなっています。だれもが慌ただしさの中で、生活をしています。
こんなときだからこそ、自分のことだけでなく、ちょっとだけでもいいので、周りにも目を向けてあげられると、周りの雰囲気もぐっと良くなっていくと思います。そのことを今日の話し合いの中で伝えました。
そうすることで、忙しい中でも会話が生まれるし、会話の中から笑顔も増えるし・・・ちょっとだけ心に余裕と頑張ろうかというような気持ちができるのかなと思います。
と、受験前の生徒がこうして、活動を一緒にしてくれると何となくほのぼのとした気持ちになったことで、自分自身学ばせてもらいました。