

香りで包む二人の門出


昨日までの寒波もやわらいでちょっと一安心。来週の週末辺りは気温もぐっと上がるという予報になっています。今度は一転春の陽射しを浴びることができるのかも知れません。

明日は、以前勤務した学校で野球部だったとしくんの結婚式です。今日は写真を見ながら、いろんな思い出が蘇ってきました。当時の生徒にとって鮮烈な思い出は、県総体中津市予選です。
中津市と下毛郡が合併しての初めての市総体です。県総体への代表決定戦。中津の強豪チームとの対決です。相手は、もちろん勝つ気満々で、ひょっとしたら、うちのチームとの対戦でよかったと思っていたと思います。
ほとんどの選手が中学校から野球を始めた選手です。

前の試合もサヨナラ勝ちで上がってきました。この試合の対戦ももつれました。0‐0で延長戦。延長戦でも決着がつかず、無死満塁からの判定戦となりました。ミスが許されません。
相手からの攻撃でしたが、相手を1点に抑え込みました。
こちらの攻撃。なんとか1点を入れて、同点に追い付きました。ここでとしくん。中学校2年生になってから野球を始めました。いろんなドラマがありましたが、真面目に努力して3年生になってレギュラーとなりました。

野球を通しながらも大きく成長しました。苦しい練習も乗り越えていきました。練習を休むこともありませんでした。そして、この試合のヒーローに。
エンドランのサイン。としくんがうなずきます。短くバットを持って、ボールを1塁方向にきれいに流しました。3塁ランナーがホームインでサヨナラ勝ち。2戦連続のミラクル勝利です。生徒も観客席も歓喜に沸きました。

「感動」という大きな宝物をもらいました。そんなとしくんの結婚式。学年は違うのですが、偶然にも同じ中学校だった生徒です。ここにもドラマ。
明日もまた感激、感動をもらうことができたらと思います。