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「INORI・・・海をわたった折り鶴から」

2019年07月30日 | 大分県
今日は、学校で「平和を願う日」のクラスでの授業の流れを考えてみました。


その前に、教材になる、「海をわたった折り鶴」の絵本を探しました。
1冊はありますが、2クラスあるので、もう1冊と思い、図書館司書のもりた先生に尋ねました。
「図書室にあるかも。」
すぐに行って持ってきてくれました。感謝です。
 




1時間の授業にすれば、長い文章です。読んだらどれくらいかかるのかも考えながら、声を出して読んでみました。


佐々木禎子さんの話です。


胸にこみあげてくるものがありました。
 




原爆が落とされ、白血病との闘いを強いられます。病気の回復・平和への願いを込めながら鶴を折っていきます。



目標とした千羽には届きませんでしたが、禎子さんの思いを大切にしながら、禎子さんの仲間が募金活動を展開して、広島平和公園に原爆の子の像を建てました。
 




中学校勤務時代の修学旅行で、原爆の子の像の前で集会を持ってきました。
今日の写真は、修学旅行のときのものです。


事前に生徒たちに禎子さんの話をしたこともあります。


生徒たちと戦争の悲惨さと平和を大切にしていくことの思いを共有していきました。
そんな思い出もよみがえってきます。
 



2001年ニューヨーク同時多発テロ事件がおきて、何千人もの人が亡くなり、多数の負傷者を出しました。



禎子さんの思いとは反する事件です。
禎子さんの折った赤い折り鶴をニューヨークに寄贈しています。
 



人を殺しての平和はないと思います。
しかし、それでも今もなお、世界各地では戦争、テロが起こり、多くの人の命を奪っています。


禎子さんの願いである、人が優しくあたたかい手でつながり合う日はいつ訪れるのでしょうか。
 


禎子さんの甥である佐々木祐滋さんが禎子さんの思いが薄れないように、「INORI」という歌を作っています。下の動画は、佐々木祐滋さんです。

聴いてみて下さいね。

「INORI」 佐々木祐滋

 
 

♪別れがくると知っていたけど 本当の気持ち言えなかった
色とりどりの折りづるたちに こっそり話しかけてました
愛する人たちのやさしさ 見るものすべて愛おしかった
もう少しだけでいいから 皆のそばにいさせて下さい

泣いて泣いて泣き疲れて 怖くて怖くて震えてた
祈り祈り祈り続けて 生きたいと思う毎日でした


折り鶴を三羽折るたび 辛さがこみ上げてきました
だけど千羽にとどけば暖かい家にまた戻れる
願いは必ずかなうと信じて折り続けました
だけど、涙が止まらない 近づく別れを肌で感じていたから


泣いて泣いて泣き疲れて 折り鶴にいつも励まされて
祈り祈り祈り続けて 夢をつなげた毎日でした



別れがきたと感じます だから最後に伝えたい
本当に本当にありがとう 私はずっとしあわせでした


めぐりめぐり行く季節をこえて 今でも今でも祈っている
二度と二度とつらい思いは 誰にもしてほしくない
誰にもして欲しくはない♫