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「霧の街とアンパンマン」

2021年12月09日 | 大分県
【あれから10年】アンパンマンのマーチ/東日本大震災復興支援ソング(Chor.Draft)

『霧かかる校舎の窓から光り漏れ
 いいことありそう子どものドラマ』


今日は、今年一番の霧の濃さでした。
朝、学校に着いて時間が経つごとにさらに霧が深くなっていきます。
教室から見える風景は霧で包まれています。
でも校舎の窓から光が見えます。
霧が深い日は、天気も良好です。
霧が晴れたときには、いい天気が待っています。
どうか今日も一日いいことがありますように・・・。


5年生国語科では、「やなせたかし ~アンパンマンの勇気~」の単元を学習しています。
アンパンマンを生み出したやなせさんの伝記です。

父親を病気で亡くし、戦争で母親と離れ離れになり、高知県に移り住んだやなせさん。
 
高知県では、おじさん、おばさんが子どものように、優しく、関わってくれます。
しかし、伝記では
「素直になれなかった。」
と記述されています。

子どもたちと「どうしてなんだろう。」と教科書から少し離れて、気持ちを想像してみました。

「寂しかったのだと思う。」
という意見がたくさん出ました。

しかし、これからの生き方が素晴らしく、2011年の東日本大震災で、「アンパンマンのマーチ」が多くの人を勇気づけます。
もちろんこの曲の作詞はやなせさんです。
辛い時を乗り越え、漫画家をめざし、やなせさんの想いを託したアンパンマンを生み出します。
 
人生、辛い時もあれば、乗り越えたときは、いいこともあります。

伝記を読み取っていきながら、子どもたちの心の成長へもつなげていけたらと思います。
今日のふるさとの朝のように、深い霧に包まれてもきれいな晴れ間が出てきます。

朝は、太陽の強い光が教室に入るので、霧の朝もカーテンを閉めていました。
この話をして、カーテンを開けたら、何メートル先も見えない霧も消えていてきれいな空になっていたので、子どもたちも
「わあ~~。」
の声。人生の風景です。

「そうだ うれしいんだ
生きる喜び たとえ胸の傷が傷んでも」


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