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朝の歴史

2013年07月03日 | Weblog
校門をくぐる生徒は変われども
         桜の樹だけは静かにたたずむ





さらに、今日はまた校門の話です。朝、いつものように校門から坂を下ったところで、生徒を迎えました。いろんな光景があります。小学生や中学生が坂を上ってきます。「おはようございます。」のいい声が交わされます。





いつも一緒にいるのは、車椅子で登校してくる小学生のAちゃんです。お母さんと坂の下のところまで車で来て、汗びっしょになりながら、坂を登ってきます。Aちゃんの朝のトレーニングです。




「せんせい、すみませんが、この後諫山地区の子どもたちがくるので、一緒に待っていてくれませんか。お姉ちゃんを学校を送っていかないといけないので。」
Aちゃんといろいろ楽しく会話をしながら、みんなが来るのを待ちました。
「せんせい、たんじょうびはあさってよ。たぶん・・・お寿司を食べに行くと思う。」





いろいろ話をしてくれました。そうこうするうちに、小学校の先生たちもやってきて、Aちゃんといろいろ話をしています。見ていてあたたかな関係であることがよくわかります。





生徒が通っていったので、校門のところに戻りました。そこには、生徒会生活部の担当学年の生徒や生徒指導の先生たちが立っています。



「おはようございます。」

とあいさつをしてから、女子の生徒がずらっと並んでいたので、
「おっ、AKBと思った。」
と言うと、さらに、もう一人の同じ姓の先生が、
「センターは誰かあ。」
賑やかな朝の校門でした。





時間になったけれど、毎日立っていると、「まだ、○○くんがきていない。」とか「○○さんがいないけれど、連絡あった?」など立っている先生たちで、「もうちょっと待ってみようかね。」などの話をします。




今日は自分が待っていました。





ほとんどの生徒が教室に入っているので、さっきまで賑やかな校門だったのが、一気に静けさがやってきています。この校門に立って、通算11年。





いろんな先生や生徒たちと立ちました。それぞれに巣立っていっています。生徒がいなくなって、静かになった校門のところに、ぼんやり立ちながら、なんなくここでもいろんなできごとがあったり思い出があるなあとしみじみ感じました。





今日は、緑の美しさもひときわきわだっているようでした。一つのことを続けていると、いろんな忘れられない思い出がそこに存在してくることを実感します。






校門の前にたたずむ桜の樹だけは、生徒が変わってもずっと見守ってくれています。

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