川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

警察庁はバイクメーカーの営業マンか? 「東名で転倒、二輪の男女死傷」

2005-10-11 09:26:22 | Weblog


東名で転倒、二輪の男女死傷…後続の7台絡み2人けが (読売新聞) - goo ニュース

高速道路の自動二輪二人乗りは禁止すべきです。従来、高速道路二人乗りは禁止でした。然るに事故や死傷者の増加を承知の上で、二人乗りを解禁したことに怒りを覚えています。バイクはちょっとしたことで転倒する危ない乗り物です。全国各地の高校では原付通学を原則禁止していますし、放課後でも乗らないよう指導しています。事故の危険性が高いからです。

ずっと以前に四輪自動車のシートベルトが義務づけられました。事故の生存率が高くなるからという理由です。でも、そのかわり、ベルトに締め付けられて事故時の脱出は不可能です。負傷後に車外に出て救援を求めることができる場合でも、シートベルトの締め付けによって脱出できないまま、死に至るかもしれません。海や川に落ちた場合はシートベルトのおかげで、水死は確実です。事故で車が燃えた場合も、シートベルトの締め付けによる脱出遅れや脱出不能で、焼死する危険性が大いにあります。

私は、シートベルト着用の法的強制には反対です。上のようなマイナス面がありますから怖いのです。これにくらべて、二輪は簡単に転倒し、転倒すれば必ず大けがすることは誰だって知っています。また、スピードが出るに連れて事故の危険率が高まるから、40km/hとか60km/hとかの制限時速があるのです。

誰が見ても転倒事故と死傷の危険率の高い自動二輪。おまけにもっと運転が不安定になる二人乗り。誰が考えても、運転の緊張感が高まり大事故につながりやすい高速道路。それなのに、警察庁は自動二輪の高速道路二人乗りを、禁止から解禁に変更しました。

交通事故の死傷率について言えば、「シートベルトの強制着用」は、その減少に役立つのかもしれません。「高速道路二人乗り解禁」は反対に、死傷者増大に貢献します。警察庁の相反する交通行政に共通するのは、シートベルト製造・販売関連企業に貢献し、大型バイク製造・販売関連企業に貢献するということです。「高速道路二人乗り解禁」は、大企業であるバイクメーカーと政官の癒着の結果、と勘ぐりたくなります。

私もバイクが好きで、40歳くらいまではトレールモデルに乗って山道を走りました。今は家庭の事情で乗ることができませんが、時至ればまた乗りたいと思っています。トレールが好きでしたから、エンジンは200ccでした。西名阪高速道路を走ってみたこともありましたが、一人乗りで走っていてもこわかった。一般道で二人乗りを試しにやってみましたが、どうも危なっかしいので、以後二人乗りはしていません。
コメント