5月25日、昨年2022年12月30日の岸田首相家親族の忘年会の模様をbunshun.jpが伝えました。場所が首相公邸であり、岸田翔太郎首相秘書官を真ん中にした親族の若者12人のひな壇集合写真、さらに若者1人がひな壇に寝そべる写真が衆目の好奇心を呼び、非難が巻き起こりました。その結果、長男の首相秘書官は6月1日付で辞職しました。
さらにFRIDAYのサイトが、岸田翔太郎氏辞職当日の6月1日、岸田首相夫妻を真ん中にした親族集合写真を1枚、掲載しました。
このことについて日刊スポーツ5月30日が、当日のニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」の辛坊治郎氏発言を紹介しました。そのうちの首相公邸に関する発言が次のことばです。
「多くの人は勘違いしてませんか。官邸じゃないんだよ、公邸だよ? 公邸って言うのは自宅の代わりだよ」
「歴代の総理大臣の中には、公邸ってオバケも出るし住みにくいから嫌だって言って自宅(私邸)から通っていた人もいる。公邸と官邸はつながっていて、危機管理上は本当は総理大臣は公邸に住んだ方がいい」
首相公邸は首相のプライベート空間であると、辛坊氏は言います。
首相公邸は首相官邸という公的空間につながっていると、辛坊氏は言います。
それは国家の危機管理の必要性に呼応するためだと、辛坊氏は言います。
それでも歴代の中には私邸に住んだままの首相がいたと、辛坊氏は言います。
そして ……
「俺がもし総理大臣なら、公邸だよ? 官邸じゃなくて自宅だよ? 俺は住みたくないんだけども、危機管理上、住めって言うから、しょうがねぇから住んでやってんだよ! 宴会しようが、どこで写真撮ろうが、大きなお世話だバカヤロー! って私なら言うね」
辛坊治郎氏は大阪読売テレビのアナウンサー出身で、こういった物言いの調子が売りで、人気があります。どこがいいのか、私なんか好みに合いません。
① 住みたくないのなら、首相を辞職すれば良い。現職首相の退任を神仏に祈っ
て好機を待つ数々の政治家が、即座に名乗りを上げるでしょう。
(注)国会は国会議員の集合体、国会議員は国民の代理人と見ます。
② 公邸は国有財産で、管掌は財務省。公邸の使用権者は総理大臣。
③ 憲法第六十七条 内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを
て好機を待つ数々の政治家が、即座に名乗りを上げるでしょう。
(注)国会は国会議員の集合体、国会議員は国民の代理人と見ます。
② 公邸は国有財産で、管掌は財務省。公邸の使用権者は総理大臣。
③ 憲法第六十七条 内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを
指名する。この指名は、他のすべての案件に先だって、これを行う。
④ 公邸には、通常の意味での所有権者がありません。日常感覚でとらえてみま
しょう。
・公邸は国有財産 → 主権在民だから、所有権者は私たち国民 → 国民が家主
・首相を決めるのは国会 → 衆参両院事務局 → 賃貸仲介不動産屋さん
・首相の公邸使用権は就任日から退任日の限定期間 → 首相は借家人
・首相が国民奉仕に尽くしてくれるよう願って、貸家賃貸料免除。
・首相の公邸利用には通常感覚を越えた「特別の節度」をお持ち願います。
④ 公邸には、通常の意味での所有権者がありません。日常感覚でとらえてみま
しょう。
・公邸は国有財産 → 主権在民だから、所有権者は私たち国民 → 国民が家主
・首相を決めるのは国会 → 衆参両院事務局 → 賃貸仲介不動産屋さん
・首相の公邸使用権は就任日から退任日の限定期間 → 首相は借家人
・首相が国民奉仕に尽くしてくれるよう願って、貸家賃貸料免除。
・首相の公邸利用には通常感覚を越えた「特別の節度」をお持ち願います。
辛坊治郎氏の特別人感覚と暴言にはとても耐えられません。
朝日新聞5月27日~28日全国世論調査(電話)が、
岸田文雄首相長男の岸田翔太郎秘書官が公邸で親族と忘年会を開いたことについて、
どの程度問題だと思うか聞いてみた結果は次の通り。
大いに問題だ 44% あまり問題ではない 19%
ある程度問題だ 32% 小計76% 全く問題ではない 5% 小計24%
大いに問題だ 44% あまり問題ではない 19%
ある程度問題だ 32% 小計76% 全く問題ではない 5% 小計24%