川本ちょっとメモ

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沖縄戦 住民集団自殺の例を紹介します その3終 渡嘉敷島、伊江島

2023-06-25 17:38:59 | Weblog

2023-06-23
きょうは「沖縄慰霊の日」 住民集団自殺の例を紹介します その1 慶留間島
2023-06-24
沖縄戦 住民集団自殺の例を紹介します その2 座間味島



 私は「自決」ということばを好みません。差し支えないと思う場合には「自殺」ということばに言い換えています。




  改訂版 沖縄戦 民衆の眼でとらえる戦争 P156から


 座間味島の向かいにある渡嘉敷(とかしき)島では、自決者三二九名。

   隊長命令で西山に集結した渡嘉敷、阿波連(あはれん)部落の住民が日米両軍
 の狭間に追いこまれて、恩納(おんな)河原で一斉に自決した。家族ごとに手榴
 弾がくばられていたが、不発弾が多く、死にそびれた者たちはコンボウや鍬な
 どで頭を割って凄惨な最期を遂げた。


 伊江島。

  前線から逃げてきた防衛隊員が住民壕に合流し、これを追撃してきた敵戦車
 が洞窟入口から攻撃をかけてきた時、彼らが携帯していた急造爆雷で住民もろ
 とも自爆した。数か所の壕で集団自決が発生したことは確かだが、犠牲者数は
 はっきりしていない。

  アハシャ壕では約一二〇名の避難民が隠れていたが、生き残ったのは二〇
 名が確認されているだけである。


 
 
 


 ※当時の「陸軍防衛招集規則」では、満17歳から満45歳までの男子で兵役にもれ
  た者が防衛隊に招集されることになっていました。




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