川本ちょっとメモ

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第211回通常国会会期末衆院解散中止と次の解散時期など

2023-06-16 14:50:51 | Weblog



 昨日6月15日夕方、岸田首相が今通常国会期末の衆院解散は無いと記者発表しました。この1カ月ほど衆院解散の思惑を巡ってどの政党も落ち着かない日々を送ってきましたが、これで解散騒ぎは暑中が過ぎるまで小休止となりました。


 統一地方選挙が4月に前期・後期の2回ありました。全国の多くの地方議員たちとその陣営・後援会は全力疾走し終わって、5月に入って一息つき始めたところでした。


 統一地方選の年の通常国会開会中の衆院解散は、疲れ切っている地方議員や後援会を苦しめ痛めつけることになります。ですから、参院選などのように定期循環が重なるものを除いて、統一地方選の年は8月、葉月のお盆が明けるまでは、衆院解散総選挙などを避けるのが普通なのです。


 臨時国会の開会は通常、9月中旬から10月始めのころです。
 内閣改造があるとすれば、臨時国会開会前です。


 内閣改造がなければ、制度的には臨時国会冒頭解散だってあり得ます。
 内閣改造があれば、次の衆院解散の機会は臨時国会開会中の11月です。

 

 このたびの第211回通常国会会期末の解散危機で、
 すぐさま表面化したのが、①自公間の東京都内小選挙区選挙協力の解消です。
 引き続き表面化したのが、②首相公邸赤じゅうたん階段の写真です。



 ①の次期衆院選について、東京都内小選挙区における自公選挙協力解消の方針は今日6月16日現在、変わりありません。


 そして、東京以外での自公選挙協力については、公明党の石井啓一幹事長が今日6月16日の記者会見で、自民、公明両党が次期衆院選に向け、東京以外での協力に関する合意文書を今月末にも交わす方向で調整していると明らかにしました。 



 ② 首相公邸赤じゅうたん階段の岸田親族若者の集合写真は、首相補佐官長男のアホさを国民の前にさらけだしました。このことがあったのは昨年12月30日。


 日常の公邸に住んでいるのは父首相と長男翔太郎氏の二人ということです。もう住み慣れているのですから、公邸生活がどうあるべきかという心構えができていなければいけません。それができていない翔太郎氏は、政治家としての素質がないと断定できます。適性が無さすぎます。民間で平凡なしあわせの道を探求されるようお勧めいたします。


 これを許した父親の緩さにも、公私混同としては「ばれたのは運が悪かった」というていどの認識だろうと想像します。自民党支配が揺るがない日本政界における大物政治家の公私混同倫理はこのように緩いものなんでしょう。


 ついでに言えば、赤じゅうたん階段に一人で寝そべっていたのは、岸田首相の3歳下の実弟の子息です。この岸田首相実弟氏は、外国人の国内労働を支援する『フィールジャパンwith K』代表取締役の岸田武雄氏。会社のホームページには「『特定技能制度』を活用したインドネシア人採用の支援を行っています 」とあります。インドネシア人の特定技能制度採用に特化していて盛業のようですから、岸田首相の実弟という立場が有利に働いていることはまちがいありません。



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