先月25日、海田の千葉家を見学しました。千葉家が町に寄付し、個人向けの一般公開が始まりました。
現在は第1と第3の日曜日、第2と第4の木曜日で、地元ボランティアの方が邸内を案内してくれます。
JR海田市を降りて山に向かって5分ほど歩くと東西に延びる旧西国街道に出会います。
街道の面影。車の先付近が千葉家住宅です。
千葉家住宅。街道に面して建物が残っています。
千葉家の祖は関東にあり、16世紀に安芸の国へ移住。大内、毛利などにつかえ、近世には海田で醸造業の傍ら、街道筋の役職を務めた。現在、広島市と近辺にある千葉倉庫はこちらの一族が経営とのこと。
「天下於くり」の御用箱。公文書がくると手許に写しを残し、次の宿駅まで廻送します。
寛政年間(18世紀半ば)建築の書院。元は武家、伝来の兜なども。
行楽用の小振りな囲碁セット。碁石入れの蒔絵が見事。
欄間
風呂場に床の間
手洗いに刀掛け。確かに邪魔ですよね。
庭から見た書院と蔵
庭
庭
庭は広島市の縮景園と同じ造園師の手になるとか。なんとなく似たイメージ。
海田市付近は昔の西国街道のの面影がよく残っている。地元ボランティアグループによるガイドツアーあり。
駅前には案内板もあるので、一人で歩いても楽しそうです。機会があればぜひどうぞ。