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元宇品の植物

2013-05-31 | 日記

画像がたくさんあります。

昔は広島湾に浮かぶ島。今は、明治時代に干拓した市街地と繋がっている。こんもりとした森はクスノキ、スダジイなど。

ハゼノキ。林辺の乾燥地でよく見られる。これはまた、岩の上に着生して生き物のようにたくましい。

タラ 切っても切っても出てくるたくましい木。こちらも林の周辺、乾燥地に。

ノキシノブ

クズ。たくましく擁壁に這い上る。「木を切りたいけど営林署の山なので、勝手に切れない。蚊が多くて困る」と隣接するお宅のご婦人が。

ほらねっ、広島の人は誰とでもすぐ話するでしょ。怖い人はいなくて、みなさん大変フレンドリー。

トキワツユクサ。林の縁の湿った場所を好む。

イタドリ。今はこんなけど、秋には人の背丈ほどに。

ホテルと森

駐車場の縁にはケヤキとヤマモモ。広島ではケヤキは自生しない。ヤマモモも一緒に植えたものと思われます。

キョウチクトウとウバメガシ。キョウチクトウはすぐ大きくなるので、原爆後の緑化に多用されたが、今はだいぶほかの木に替わっている。ウバメガシは海岸の潮風の強いところでも育つが、キョウチクトウにやや押され気味。

バスの転回所。周りはスダジイの森。スダジイのドングリはあく抜きせずに食べられます。実母は子供の頃、地元の鎮守の森でよく拾っていたとか。

右側はオオバヤシャブシ。

早く大きくなるので斜面の土止めに利用される。

子供の頃、香川県直島の親戚によく行ってたが、製錬所の排煙で木が枯れた山にこの木を植えていた。単一の森は生態系のバランスも悪いのか、ある夏、オオミズアオ(水色をした大型の蛾)が無数に夜空を飛んでいるのを見た。

ひらひら、ひらひら、音もなく。あの幻想的な光景は忘れ難い。私は10歳くらい。半世紀以上も前。

左はアラカシ。日のよく当たる場所に多く見られる。

ヤブツバキとベニシダ

カクレミノ ウコギ科。ヤツデなどの仲間。

森の中にはスダジイなど。こちら巨木。

そう言えば40年くらい前、この森の木の上に小屋を作って浮浪者が住んでいたそうな。食べ物は民家から盗み、しばらく自活していたがあえなく逮捕される。当時のテレビ番組「ウィークエンダー」で泉ピン子さんがレポートしていた。

どの辺りだったのだろう。

シロダモ。照葉樹林の定番。イチロー選手のバットは確かアオダモじゃなかったかしら。タモって堅い木なのかしらん?

キリ。 谷合いの昔畑があったところ。キリは箪笥を作るとかで、昔は女の子が生まれたら、植えたりしていた。

ビワ。果樹は子供のおやつに必須でしたよね。

ヤマウルシ? 葉がハゼより大きく見えるけど、個体差かも。

ムクノキ。ちょっとわかりにくいけど、葉の裏がやすりのようにざらざらしていたら確定。

ジャングル。10年くらい前は畑だったところがエライことになっています。

先日読んだ「鎮守の森」によると、木を切ると、森の周辺のマント植物が中にまで入りこみジャングルになるとか。

安定した森は案外歩きやすいそうです。

テイカカヅラ。白い花がちらほら咲いています。

カゴノキ。木肌に特徴が。一目見たら忘れられない。岩国城周辺はなぜかこの木が多い。

クヌギ。太平洋戦争当時、砲台があった場所。今は草木が茂って近寄れない。子供たちが小さい頃はこの付近はよく虫取りに連れてきていた。

ヤブラン。福井県雄島ではちらほら。キノクニスゲが優勢だった。

チヂミザサ。名前はササだけど、草らしい。

ナナミノキ。モチノキ科。庭木にするクロガネモチの仲間。

クロキ。木肌が黒い。

ツユクサ。もう咲いている。夏もそこまで。

ハゼノキ。昔はろうそくの原料を採っていたので、人里近くに結構あります。

アベマキ。これだけがあるだけで深山の趣。

木肌はコルク質がよく発達し、いろいろに利用された。

右、クヌギ。左、アベマキ。薄い毛があるので白く見える。交雑種も多いらしい。

ニワウルシ。手入れをしない庭などにまず生える。自然がいいとは言え、庭に生えると、この木が一本あるだけで、廃墟っぽくなるのでご用心。公園、橋げたのわずかの隙間など、どこにでも生える。

海辺の結婚式場。今度するときはこんなオシャレな場所でしてみたい。

ツワブキ。海に近くなると現れる。海辺はまたがらりと植生が替わります。いつかまたご紹介します。

上はイヌビワ。

船溜まり。

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