5/5 JR芦原温泉駅前で車を借りて東尋坊へ向かいます。東尋坊では無料の駐車場を探すうち、小さな島の見えるところへ来ました。
神社があるみたいなので、取り敢えず行ってみます。
無人島のようです。見事な海岸の岩。柱状節理というらしい。鳥居の向こうは急な石段、その上に本殿があるようです。
島の山頂にある小さな社殿は、漁業の神様。古くから信仰されたようです。
島全体が社叢ということでしょう。うーーん、いい感じ。原生林に期待が高まります。
この付近はスダジイなどが多い様子。広島の元宇品と植生が似ています。雪国だけど、対馬暖流に洗われるこの島は思った以上に暖かいのでしょう。
鳥居横の浜独活ハマウド。夏には白い花を咲かせるはず。見たいなあ。
浜払子ハマホッス。さくらそう科。小さな花です。日本の海岸に広く分布するらしいけど、初めて見ました。
島の南海岸から東尋坊が見えます。この雄島だけは観光開発しないでほしいものです。
海桐トベラ。いゃあ~、地元にいるみたい。嬉しい。
シロダモ(タモは漢字がないらしい)。 これも照葉樹
繁茂する海桐トベラ。こんなに大きいのは初めて見た。ますますワクワク。
海と(元)少年。
丸葉車輪梅マルバシャリンバイ。大島紬の媒染に使う植物。暖かいんですねぇ。びっくりした。
柱状節理。切り口はこんな感じで
背中側から見るとこんな感じ。
瓜割の水
岩の隙間を水が流れ、表面に出てくるという説明。
南海岸、スゲの群落。
灯台がポツンと。その下で海を見ながらたたずむ女。でもドラマは起こりそうにないので、先を急ぐ。
指導標が充実しています。
紀国菅キノクニスゲ・・・これも初めて。福井県以南に分布する。絶滅危惧Ⅱ類。社叢だからかろうじて残っているものと思われます。
これですね。花は出たばかり。たくさんあります。薄暗いので写しにくかった。
こちら浦島草ウラシマソウ。元宇品だと四月二十日前後。
苞の先が長く伸びているのを釣竿に見立てた名前。
こちらの方が分かりやすいかな。
と油断していたら、稚児百合チゴユリが。やっぱり、、、涼しいところの植物が南方系と同居している。驚いた。
広島県だと県北や、高い山にしか見られません。分布はこちらをhttps://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/plant/index.php/%E3%83%81%E3%82%B4%E3%83%A6%E3%83%AA
北側は波が荒く、東映映画みたいな海岸が続きます。磁力を持つ磁石岩もあるそうで。よほど鉄分の多い岩でしょうか。
東尋坊も寄ってみる。
駐車場はすべて有料。お店多数。この図から外れて下側、方角で言うと南側には無料駐車場もありますが気が付かなかった。残念!!
大勢の人です。42年前には寂しそうなところと思いましたが、いやはや。。。。