20日は島根県の赤名へ行きました。
我が家からは広島道、中国道、R54経由で90分くらい。案外近いです。赤名は広島県と島根県の県境の峠の名前にもなっていて、その向こうの初めての町が赤名です。
先ずは赤名小学校の横から山へ行きます。
あの上が主廓あと。石垣を壊した岩が散乱しています。登山道わき、一番大きな石の上にマムシがのんびりくつろいでいました。
キャア====と言うと茂みに逃げ込んでくれました。やれやれ。熊よけの鈴もマムシには効かず。マムシ除けの鈴ってないもんでしょうか。
登ること30分くらいでお城の跡に着きます。
赤名の町がよく見えます。そして現在の国道54号線、昔の雲州街道もよく見通せます。
この天然の要害に、戦国期、赤穴あかな氏が城を築いていたそうで、大内毛利連合軍と、赤穴尼子軍の戦いの場でもありました。赤名氏は尼子の援軍を得て籠城し、よく戦った後、落城。
城は江戸時代初めの一国一条令で破却されましたが、自然の地形を生かした城のようすが、今もよく分かります。
続いて、道の駅赤木高原の観光案内所で道を聞き、赤名湿地へと向かいます。
ハンノキの間の木道を歩きます。
この付近はミツガシワが多い。分布としては最南端だそうです。
街歩きの最後に赤名八幡宮へ。神社は高台にあり、その麓はボタン園になっています。
向こうが午前中に登った瀬戸山城址、川を挟んでこちら、神社付近に毛利大内軍が陣を張ったのでしょうか。
広島からきて、出雲の最初の城、ここの攻略戦は重要な戦さであったと思われます。
赤名の町は城下町であり、宿場町、今もこの付近の中心集落として栄えているようです。赤名と言うと山の中の峠とばかり思っていた認識を以後改めます。
町の蔵で地酒「絹の峰」を購入。すっきりとおいしいお酒でした。倒産しかかった蔵を町の肝いりで、若い人が受け継いだとか。その社長さんともお話しました。
蔵元の悠揚迫らぬお人柄と、既にして大人の面影、お酒は造る人の人柄が出ますね。嬉しい発見でした。
有名観光地ではないけれど、地方の底力を感じる豊かないい土地のようでした。
赤名峠の茶店は道の駅林立でちょっと寂れたような感じでした。いつかまた立ち寄りたいものです。
他の写真は追々追加していきます。