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春慶塗を買う

2015-11-08 | 日記

 

きょうはこれを見るうち欲しくなって、つい買ってしまいました。

春慶塗です。蒸し器みたいな出っ張りがちょっと気にいらないけれど、蓋もついているので、ちらし寿司や、赤飯、和菓子など入れるのにいいかなと。

この字はなくてもいいのに・・・

春慶塗というのは木地が見えるよう薄く漆を描ける塗り方と、私なりに理解しています。漆塗りですが、明るく軽快な色が好きです。

20年くらい前、飛騨高山の旅館で、障子の桟まで春慶塗だったので驚いた記憶があります。

今は高価な手わざでしょうが、地元では昔は職人さんが多数いたのかも。

高松でも家内工業的にキンマ塗りやっている家が、昔はちらほらありましたものね。丸い座卓とか何度も漆掛けるのを遊びながら見ていたものです。

で、この器の値段は30円でした。公民館祭りの、福祉作業所のバザーでした。30円でも要らない人は要らないでしょうが、私は器関係には弱い。見た以上は買うしかなくて、30円払って、少しはお役にもたてたと思い、帰りかけようとしたら向こうから**さーーーん、と私の名前を呼びながら近寄ってくる人あり

見れば数年間会っていなかった昔の友達。植物観察会の仲間で、その頃は毎月山へ行き、その他にも有志でオフ会をよくやっていたのです。

先月、私の絵を県立美術館で見て、電話くれた人です。私の絵が見られるかなとわざわざ駅近くの自宅から来てくれたそうで、絵を見てもらった後、我が家で2時半まで話しました。

きょうは夫がいなくて、掃除もしているという、一年に数回あるかないかの特異日。彼女は悪いと盛んに固辞したけど、簡単な昼ごはんも作って一緒に食べて、元気でいて、また会いましょうねと言って別れた。

いやあ、楽しかった。そしていい日でした。

夕方、夫が帰ってきて、どこかへ食事に行こうと言い出したけど、最近は毎夕食のおかずを姑様に届けているので、おかずも作ったし、外で食べるなら化粧もし直して、靴履いて、バッグ持って、車に乗って・・・・ああ、考えただけでめんどくさい。

で、お腹がすくのを待ちながらブログを更新した次第。

賑やかな場所で華やかなものを見たり、おいしいもの食べるより、家で残り物食べてぼんやりしているのが年寄りにはふさわしいということで。

寂しい人生と言うなかれ。歳とると特に何をしなくても楽しく時間が過ごせますのじゃ。とやや負け惜しみ気味。外食も味が濃くて口に合わん。そこら辺のものをテキトーに食べてれば満足。

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