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中区図書館で本を借りて、もう返した

2015-11-23 | 読書

それはこちらでございます。

 

某信者団体の新聞か何かに連載されていたようです。

アマゾンでは歌人の書く小説、山場がないと星三つですが、私はなかなかどうして面白く読みました。

どうしてかって・・・著者とは短い期間でしたが、近所付き合いし、お互いの家を尋ねあってお茶しながら、時には夕食に招待したりされたりしながら、いろんな話をしたからです。市内、山の麓のマンションにも一度お邪魔しましたね。

もちろん小説ですから、作り事として読まないといけませんが、この中のエピソードのいくつかや、主人公の夫は、現実のかつてご主人だった人を彷彿とさせます。

また、ご主人の田舎の家族とのやり取りなども、当時リアルタイムで聞いていたので、彼女がそれを消化して書くまでには40年近い時間が必要だったのだなと、思った次第です。

著者はよくご主人に仕え、賢くて優しい人だったのに、何で別れてしまったのかと謎だったけど、この本で少しは理解できました。

妻に文才があり、勉強していい作品を残したいと頑張っているのに、それに嫉妬するなんてなんて小さな男でしょう。医者なんですからね、美しい妻は自慢の種。世間から認められるほどの能力のある妻を持つことは、それ以上に自分の価値を上げることにはなりませんか。

Q先生、女を家に閉じ込めてはいけませんね。って、やっぱり小説と現実を混同する私。

それに当地を去ったいきさつの一端も分かりました。卒業した学校、学科、専攻の封建的支配がずっと続く業界。理不尽なことも呑みこんで耐えるか、出ていくか。去るも地獄、残るも地獄。彼女は=小説の主人公はとても頑張り、しなくていい苦労もしたと思う。

別れる前の修羅場では思わず涙が出た。

広島、チェルノブイリ、福島、インドのペレナス。主人公は各地を訪ね、生きること、死ぬことについて考えを深めていく。人生は一つの橋、誰もがそこを渡って行く。

大学時代の男友達と再会し、たまに会って話をし、被爆二世の彼がもう予後もあまりない時、自分もまた同じ病気になったことを告知される。

訪ねたガンジスの岸辺で、大勢の沐浴をする人の中に、亡くなった父母に似た顔も見つける。

そこは此岸と彼岸が接する場所。大きな自然を前にして、自分が生かされるのも死んでいくのも、自然の中の現象。怖くはない。精いっぱいに生きればいいんだと、私なりの読後感でありました。


 

おそらく書店にはないと思い、中区図書館まで借りに行く。

いいお天気です。電停から歩いて行きます。萬代橋の上から平和大橋方面を見る。元安川にかき料理の船が浮かんでいます。

到着。いいお天気です。ついパチリ。

本借りて裏へまわります。梶山俊之文学碑は25年くらい前に地元有志で建立。何でもこの辺に生家があったそうで。私も一口くらい参加した気がする。

向こうは本川と神崎中島橋。

川の見える一階はレストランに。

原爆投下時までは県庁、あとは青果市場、そのあと県や市の施設色々。昔は広島藩の船屋敷があり、水主町と呼ばれてましたが、いつの間にか加古町と字が替わっている。

それじゃこの土地の来歴が分からん。字だってむやみに替えてはいけないと私は思う。

もう一度返しに行くのが邪魔くさいので、図書館の近く、河岸のベンチでで読むことにしました。

目の前を宮島行きの遊覧船が。

鷹野橋まで行って遅い昼ご飯食べて、ぶらじるでコーヒー飲んで、また川岸まで。

だいぶ日が傾いてきました。元安川と新明治橋。ここで最後まで読んでその足で返却、帰宅。

借りずにアマゾンで買えばいいのですが、すぐ読みたかったし、ちょっと複雑な思いもあり、今回は借りることにしました。M浦さん、大作、お疲れ様でした。

川と橋の広島。河岸は木がいっぱいでくつろげる場所。寒くなるまでせいぜい外出を楽しみたいものです。

 

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福山の山野峡へ

2015-11-23 | 山歩き

昨日は福山の奥、山野峡へ紅葉見物に行きました。

きょうから前日の歩数を記録することにします。昨日、起きてから寝るまでずっと歩数計つけて、11,843歩でした。今日も頑張ります。頑張れるかな・・・

行き方

山陽道福山東ICで降り、R182を神辺方面へ。途中で看板に従って右折R21へ入り、光明寺前で左へ。

しばらく行って駐車場も越して、四段滝、竜頭滝方面へ。とても狭い道で、片側は崖。スリル満点です。

滝の表示過ぎてしばらく行き、広いところへ車停めて引き返します。

紅葉が少し。

道路から川底まで歩いて下りると、四段の滝。一番上は砂防ダム。中は土砂で埋まっていました。

道路へ上がりさらに引き返すと案内板が。

ここからも見えますが、降りて見ましょう。

目もくらむような急な階段。

川底まで急な階段の連続。やっと着きました。

このあと少し下流で持参のお弁当食べる。下からご夫婦が一組上がってきました。駐車場から約1.6キロ、歩いてきたそうで、とても急だったとのこと。

ついでに駐車場から歩いて、岩屋不動まで行ってみました。

途中の廃業した窯元

看板

とても広い建物。元は旅館だったのかも。男性が一人、落ち葉を掃いていました。犬2匹の蹄き声も。

この辺りはモミジは全て落葉しています。残念。少し遅かったようです。

さらに行くと集落があったのでびっくり。どこへ行くのかと聞かれて、お不動産までと言いつつ、面倒になって引き返す。


 

お寺まで戻り、R21を山野峡キャンプ場へと向かいます。こちらもモミジは残念でした。

メガネ橋を渡ります。向こうもテントサイト、川で夏は水遊びができるそうですが、きょうは家族連れがちらほら。

帰ります。今年のモミジは地味でしたね。11月になっても21度以上と暖かく、夜も気温が下がらず、鮮やかに紅葉する前に茶色に枯れて落ちてしまったのでしょうか。

来年に期待いたしましょう。きょうも休みです。寒くなるまであと少し、心がせきますが、さて、何をしましょうか。


 

昨夜の瀬戸内寂聴師、木綿か麻のざっくりとした手織り布で仕立てた作務衣の上だけ着ていた。話もさることながら、普段着がカラフルで楽しそうだった。装いは人也。意外な一面が面白かった。あんな布も織ってみたいものです。

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