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晩秋の比治山

2020-11-26 | お出かけ

紅葉を求めて比治山へ。

比治山は、近世初めには南側は海に面していたそうですが、今は埋め立てた市街地に取り囲まれ、街中の貴重な緑地帯になっています。

元々モミジなどはありませんが。

クヌギかな。

ケヤキ

サクラはもう散っている。

ユリノキ。

陸軍墓地。最近まで、入口に仏像を安置していましたが、今は宗教色はありません。

説明

墓石多数。

南端まで行くと海が見えます。

秋の終わり。

南東方面。

島がたくさん。

我が家はあの付近。よりもっと南かな・・・。

慰霊碑。

対馬丸の犠牲者の慰霊碑としては最北端だそうです。

慰霊碑は、沖縄に続く、南の海が見える丘の上に建っています。

続いて放射線影響研究所前へ。

原爆被爆者の医学的データーを集めています。

人はどの程度の放射線に耐えられるか、広島、長崎のデータをもとに基準値が決められた・・・と聞いたことがありますが。

いわば二つの被爆地は、壮大な放射線障害の実験場だったわけで。

放影研の下へ降りていくと・・・

正岡子規の句碑。

市の中心部。

さらに北を向く。

放影研前の夾竹桃。

夾竹桃は、古い建物の庭などに今も残っています。


元々、サクラ以外に色づく木が少ない山。

それでもはっきりと冬の訪れを感じました。ことしもあと一月。残り少ない暖かい日を大切に過ごしましょう。

 

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機織り、夕方にここまで

2020-11-26 | 機織り

朝、全部ほどいて筬の通し直し。少しだけ織る。

で、午前中は庭の落ち葉を掃除して、午後からここまで。

経糸のこれから織るところがまだらになっているのは、絞り染めしたからですが、織り機に掛けるまでにずれまくって、波みたいになっています。

白い糸を入れてみましたが、これは織り目を見て楽しむ織物なので柄は余計。白までほどくつもりです。

何にするかなあ~

肌触りがいいので枕カバーにでもしようかな。と言って出来上がった試しなし。

(botaori.com)

織り目は今はまだ裏になっています。裏返すと本来の織り目が。

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着物が増える。付け下げに大島紬

2020-11-26 | きもの

向こうは、はんなりしたピンクの付け下げ。

手前は女仕立ての、大島紬の羽織と着物のセット。

姑様の着物は全部捨てて、タンスは分解してそれも捨てると夫が言います。

その前に要る着物、取っておくようにと言われました。

古いのばかりでしたが、唯一、これだけは比較的新しいもの。新品ではなく、手入れして仕付けが付いています。

寸法は見ていませんが、合う帯が見当たらないので、たぶんの貰い物ではと思うのです。

形見分け?

10年くらい前、60代で亡くなった夫の従姉のものでしょうか?

花は何かなあ、夾竹桃のようにも見えます。

私が広島へ来た53年前、川岸はどこも夾竹桃がたくさん植わっていました。早く大きくなる木だそうで、原爆被災後の緑化に使われたそうですが、今はほとんど見ません。川岸はクスノキなど、本来の植生にあるものが植えられています。

木は大体どれでも好きなのですが、熱帯や乾燥地帯の外国の木は見ていて心が休まりません。子供のころに見なかったからでしょうか。

夾竹桃の付け下げ・・・胸の途中にある塊を飲み下すような違和感が。

夫の従姉のものと仮にするならば、本人を知っているだけに着物が身代わりのような気がして、触るのも躊躇する。

被爆者でした。学齢期以前に被爆。近所にお手伝いで買い物に出て、たまたま細い塀の間を歩いていて助かったそうです。被爆地は平野町付近。

母方の祖母、母、弟は建物の下敷きになり、焼死。父(夫にとっては伯父に当たる人)は勤め先にいて無事。家の焼け跡に三人分のお骨が見つかったそうですが、従姉だけがなくて、やがて救護所にいるのを知らせてくれる人がいて、無事家族と再会。

何歳だったのでしょうか?4、5歳?

救護所の外には、収容されている人の名前が貼りだされていて、たまたま通りかかった父親の同僚の方が会ってみると、「おじちゃんの帽子の印はうちのお父ちゃんのとおんなじ」と言って、身元が分かったと、これは夫の祖母(故人)から、私が直接聞きました。

聞いたのは一度きりですが。

夾竹桃から思い出した従姉のこと。その人の着物かどうかはわからないけれど、生きて何か語り掛けてくるような気配・・・こちらの勝手な妄想ですが。

義妹に、持って帰ってと三回くらい頼みましたが、要らないそうで。とは言ってもあとで気が変わることもあるので、それまで預かっておくつもりです。

藍大島は百亀甲の男物の生地。それを女物に仕立てています。

羽裏は花柄。

八掛は抑えたえんじ色。

織り目は揃ってないところもあって、手織りだから?

というか、染めの段階でラフがある。それを手仕事と有難がるか、熟練してないと感じるかはそれぞれ。

夫はやはり大島の羽織と着物のセットを持っている。着たのはこの47年で3回くらい。縫ったのは私の母親。裄が長いので、広幅一匹分使ったと思う。隣のD井さんのおばさんに嬉しそうに見せていて、あれが母の人生の山場だったのかな。いえいえ、まだまだ山場はあったと思いますが。

花柄の苦手な私は、自分用に、ずっとシンプルな紬の着物探していた。時々立ち寄る和服のリサイクル店(広島の本通りではなくて、パソコンの中に店があります)で7割引きセールをしていて立ち去りがたく、ついクリック。はい、お財布に優しい着物です。

10月に一緒に旅行した人は、昔、娘に100万円の振袖買ったそうですが、この紬なら何枚買えることやら。

いえいえ、節約大好きな私はひそかに満足していればそれでよし。


姑様の引き出しから。

縮緬の戦前の留袖。袂が長く、寸法は全体に小さい。紋が大きくて、手芸の材料としてならまだ使えるかなあと。

私はしません。黒字にエッジの立った柄がきつすぎる。これも義妹に聞いてみる。

胴裏、未仕立ての帯地、ポリの長襦袢地。

ポリは、裏地などに使えるかなあ~

私のじゃないのに持って帰って、置いているのが気にかかる。


着物は女の自己表現、センスも財力も着物を通じてわかるという。

執着や嫉妬や虚栄心や、いろいろな気持ちを引き起こしていたのもつい最近まで。

だから人が着物着ているの見ると、つい気になり、自分が着ると、人にどう見られるかつい気になる。それを押しのけて平常心で。なんたってもうこの歳ですから、怖いものは何にもないはず。

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