水稲育苗ハウスに苗箱を並べました。種まきをする前日に、苗箱を全てプールに並べてしまうのが私流です。
育苗ハウスには遮光シートを掛けます。これは種まきが終了したら直ちに外します。
育苗ハウスには遮光シートを掛けます。これは種まきが終了したら直ちに外します。
普通は、種まきから覆土まで終わらせてから並べるか、若しくは育苗器で発芽させたものを並べます。プール育苗で先に苗箱を並べてしまう方はほとんどいないかもしれません。
育苗箱はパイプハウスの両妻に土入れを済ませ、このように積んであります。
これを順にプールに並べていきます。両側に積んでおくことで運ぶ距離が少なくて済みます。
入水や箱の移動などのためにプールの両端は1箱分くらい開けて置きます。また、抜き板との間隔を数センチ開けます。
箱は中央と両側の通路から1列ずつ並べていきます。通路を広くとっているので楽にできます。床土の厚さが1センチと薄く、乾いた土なので扱いには注意する必要があります。
苗箱を動かすのはかなりきつい作業ですが、このやり方だと種まきから灌水、覆土まで終わらせた苗箱に比べると重さは半分以下です。しかし、無理をせず一度に沢山は運ばないようにしています。
手前に積んであった分を並べ終えました。
反対側の分を並べ終えて終了です。
今年は苗箱の数が少なくなったこともあって、スペースが大分空いてしまいました。
昨年の記録を見直すと、この育苗方法のメリット、デメリットを整理してありました。以下の通りです。
メリットは、
①灌水も覆土もされていないので苗箱が軽く、何といっても体が楽。
②苗箱を並べるまでの作業を前もって進めておける。
③作業人数が少なくてもできる。一人でも可能。
④種まきは手作業なので、完全に芽出しをしても問題ない。
⑤小規模生産者や高齢者に向く。
デメリットは、
①一連の播種作業に機械が使えない。
かつて苗箱の上を転がして播種する道具がありましたが、今は分かりません。
②プールでは水をかけ過ぎると抜けないので、播種時の灌水には注意が必要。
③灌水との関連で播種時の薬剤灌注がやりにくい。
④大規模な生産者には向かない。
薬剤灌注は、できれば播種時に済ませてしまいたいのですが、灌水後に薬剤灌注することになり、灌水の程度を決めにくい。プールなので多すぎると水が溜まるようになり発芽に良くないと思われます。そこで、無難な発芽後にやるようにしています。
苗箱並べと平行して、催芽(芽出し)作業を行います。
メリットは、
①灌水も覆土もされていないので苗箱が軽く、何といっても体が楽。
②苗箱を並べるまでの作業を前もって進めておける。
③作業人数が少なくてもできる。一人でも可能。
④種まきは手作業なので、完全に芽出しをしても問題ない。
⑤小規模生産者や高齢者に向く。
デメリットは、
①一連の播種作業に機械が使えない。
かつて苗箱の上を転がして播種する道具がありましたが、今は分かりません。
②プールでは水をかけ過ぎると抜けないので、播種時の灌水には注意が必要。
③灌水との関連で播種時の薬剤灌注がやりにくい。
④大規模な生産者には向かない。
薬剤灌注は、できれば播種時に済ませてしまいたいのですが、灌水後に薬剤灌注することになり、灌水の程度を決めにくい。プールなので多すぎると水が溜まるようになり発芽に良くないと思われます。そこで、無難な発芽後にやるようにしています。
苗箱並べと平行して、催芽(芽出し)作業を行います。
芽出しは鳩胸程度が良いとされていますが、私の場合は完全に芽を出させます。