里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

古刹の阿弥陀堂を水墨画で描く

2020年04月14日 | 水墨画:風景他
画仙紙 全紙2/5

 古刹の阿弥陀堂を水墨画で描きました。
 7年ほど前、所属する社中の墨画展に出品したもの。改めてしまい込んでいたものを出してみました。作品名は「高蔵寺阿弥陀堂」。
 このたび、しばらくぶりでこの古刹を訪れ、満開の桜を楽しんできました。この阿弥陀堂は国の重要文化財に指定されている宮城県最古の木造建築物ですが、以外に知られていないのかもしれません。
 昔訪れた時のことを懐かしく思い出しました。その閑かな佇まいと杉の巨木に圧倒されたのをよく憶えています。そして、墨画にしてみたいと思ったことでした。
 墨画にしたのは春の時期のものではなかったかもしれません。記憶が定かではありません。本当はここには石段の手前にお水取り場があるのですが、巨木を活かすために敢えて省略しました。画力がなく、思い通りには描けませんでしたが、想いがあったことは確かです。