里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

原木シイタケの秋子がようやく穫れる

2024年11月27日 | 山菜

原木シイタケがようやく穫れてきました。
いわゆる秋子と言われるものですが、なかなか出てこなかったためやきもきしていました。
今年の春は順調に発生したので落差が甚だ大きい。
現在の原木の配置はこのようになっています。


右の列手前が今年植菌1年目の原木、次に植菌4年目の原木、右奥が整理し少し残している植菌6年目の原木。
左の列手前が植菌2年目の原木、左奥が植菌3年目になる原木。
見えていませんが右に番外でまだ穫れそうな6年目の傷んだ原木を寄せています。
今月始めに数個出てきたので、続くかと思いきや全く音沙汰なし。もうお仕舞いかと悲観的でした。
今年は著しい空梅雨そして日照り。極端に原木が乾燥してしまったので影響が出るのは覚悟していました。
灌水できる環境にないため湿気を好むシイタケ原木にとっては最悪の条件ではありました。
8月後半からの降雨でどのくらい持ち直してくれるかと思いましたが、ダメージは大きかったようです。
今、穫れるようになっているのが、今年は殆ど期待していなかった植菌1年目の原木


意外にも出てきました。品種は何れも日本農林種菌の「すその360」。


一夏しか経過していないので本格的な発生は来年です。他より1年目の原木が出るのは想定外。
こんなのもありました。


これが2年目の原木。


二夏を越したので本格的な発生に期待していました。


さすがに1年目の原木よりも出ています。
大きくなりすぎたものも若干ありました。


小さなシイタケも少し見えます。続いて出てくれるか。


昨年秋と今年の春に非常に良く出たので消耗が激しいとは思っていました。
ほんの僅かしか確認できません。復活は難しいでしょうか。
これが植菌4年目の原木。


今年の春はよく出ました。こちらもほんの僅かしか確認できません。
これが植菌6年目の原木。


大分傷んだので整理し一部を残したもの。大きくなっているシイタケがありました。
番外の原木。こんなのが出ていました。


穫ったシイタケを広げてみました。


穫り遅れのものもありましたが、傘の裏は汚れていないので大丈夫です。
姿はイマイチながらまずは穫れたことで良しとしましょう。
これからは気温が下がってくるのでどのくらい生長してくれるか。
今年は秋になってそれなりに降雨があったもののトータル的には非常に降水量の少ない年でした。
シイタケ菌の働きは大きく低下したものと思われます。
かなり遅れてしまいましたが、何はともあれ待ちかねた秋子が穫れ出したのでちょっぴり安心。
今、店に出回るのは殆ど菌床シイタケ、原木の生シイタケを見かけることはまずありません。
菌床シイタケは原木シイタケとは別物です。