里山悠々録

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今年の「寒咲花菜」は元気で頗る美味い

2023年01月22日 | 畑:花菜類

ナバナ類の一つ「寒咲花菜」。
今年は厳寒期でも元気です。


11月20日頃から穫り始め、12月半ばからはわき芽(側枝)の収穫が始まって最盛期に。
他の冬野菜と同様、厳寒期になると糖分を蓄え、体内濃度を高めて耐寒性が増します。
そうすると美味しさも倍増。正に旬と言っていいでしょう。
昨年の今頃は厳しい低温で外葉がかなり垂れていました。
今年は外葉が殆ど垂れていません。


最低気温が高いことが一番の要因でしょうが、今年は株がしっかりしていることもあると思います。今の時期でこれほど茂っているのは珍しい気がします。
普通の花菜は春になって花が咲きます。真冬に咲くのがこの「寒咲花菜」。
はじめは外葉が大きく茂って一見花芽が見えませんでしたが、今はわき芽(側枝)が旺盛に伸びて花芽が沢山見えます。


一部発芽不良で追い播きしたものや生育遅れの株もありました。しかし、それらも主枝(親茎)の収穫は全て終り、側枝が出てきました。
主枝は数芽で切るようにしているものの、下位の節が詰まっているため結局のところ10芽くらい残っています。
この株のように一面に側枝が伸びている株が見られます。


側枝の伸びがよく花芽がしっかりしています。


さすがに少し黄ばんできましたが、例年に比べ程度は軽い。やはりこれまでの気温が高いからでしょう。
このような姿になるといかにも軟らかく、美味しい。


収穫出来る側枝が多数ありますが、気温が低いので穫り急がなくても花が咲くようなことがありません。必要なくらい収穫すれば良い。
この側枝(子茎)を収穫してみます。


脇から覗くと、すでにわき芽が出ているのが分ります。


側枝はわき芽を2、3芽残して切ります。


今回は、側枝の伸びが良いので若干多めに残してみました。


数株穫るだけで十分な量が穫れます。


今の花菜は軟らかく風味が増し、茎から新葉まで余すところなく美味しく食べられます。
穫り残されて置き去りにされる野菜もある中で、この花菜は我が家の一番人気。小生もこれの卵とじに目がありません。



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