初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

スポーツ取材・①

2010年05月11日 20時47分29秒 | Weblog



銀塩カメラ全盛時代、甲子園の高校野球で,

ネット裏で試合を見ていました.

私の横に,新聞社のカメラマンが

長い望遠レンズを付けたカメラで,

バッターを狙っていました.。





ピッチャーが投球した瞬間から,

カメラはモータードライブの連写が始まりました.

「バチ…バチ…バチ…バチ…バチ…バチ…バチ…バチ…」

そのバッターがヒットを打ちました.

バッターは,一塁に向かって疾走します.

カメラマンはランナーが一塁に到達するまで,

シャッターを押し続けていました。.

横にいる私はあっけにとられてしまいました。

すぐフィルム・チェンジです。

巻き取ったフィルムと簡単なメモを缶に入れます。





しばらくすると,新聞社のボーイさんが

各カメラマンのところにやってきます.

撮影済みのネガを受け取り、ズック袋に入れて,

新しいフィルムを渡していきます.

                  … … …

高校野球の取材のフィルムの消費量は膨大なものです。

甲子園のスタンド下には,自動現像機を持ち込んで,

カメラマンから上がってくるフィルムをどんどん現像します.

現像機の横の机に、社のデスクが座って,

ネガをセレクトしていました.





ニコン,キャノンからそれぞれ超高価デジタルの

「フラッグ・シップ機」が現れます.。

新聞のスポーツ取材にデジタルが導入されます。

最初は,銀塩カメラとの二本立てで,

装備が倍,重量も倍になりました.

カメラマンは大変でした.





取材したデジタル映像を電話で

本社に送稿します。

万が一の事故に備えて,銀塩カメラで

バックアップの意味で取材していたのでしょうか.