フォトレタッチ・ソフト「GIMP」に戻ります.
このソフトは画像の回転ができます.
海岸の風景で水平線が傾くと、また、建築物の画面で,
垂直線が傾いて写ると不安定な印象を受けます.
銀塩の一眼レフでは、ファインダースクリーンを
縦横にラインの入った格子縞に変えて,
被写体の水平線や垂直線を注意しながら撮っていました.
… … …
デジカメになって、このソフトを使うようになってから
パソコンのディスプレー上で水平,垂直の補正が
撮影後にできるようになりました。
もうひとつ「レイヤー」という機能です。
MSーDOS時代、作画ソフトの「花子Ⅱ」に
レイヤーがA~Hまで名前がついた8枚の
レイヤーがありました.
地図を作画する場合、
Aレイヤーに地図を描きます.
Bレイヤーに通りの名前を記入します.
Cレイヤーに建物の名前を入れます.
AレイヤーとBレイヤーを合成すると,
通りの名前の入った地図ができます。
AレイヤーとCレイヤーを合成すると
建物の名前が入った地図ができます.
A,B,Cの3枚レイヤーを合成すると
通りの名前と,建物の名前の入った
地図ができます。
フォトレタッチ・ソフト「GIMP」を開いてディスプレー上で,
写真ファイルを,開くと,
1枚のレイヤーに展開されます.
そのレイヤーに背景と名前が付けられます.
その上に透明のレイヤーが重ねられます.
そのレイヤーにレタッチ,補正を施して,
全部を1枚の画像に合成します.
気に入らないレイヤーを除けば,
補正前に戻れます.
実に便利な機能です.