銀塩フィルムの話を聞いて下さい
写真がこの世に出現してから
いろんな感光材料が現れたことでしょう
ガラス乾板もありました
フィルムの出現でガラス乾板は
特殊な用途となりました
私は乾板を使ったことはありません
銀塩フィルムカメラが全盛でした
世界中にフィルムメーカーはありました
ドイツにはアグファが
イタリアはフェラニア
ベルギーはゲバルト
そして英国はイルフォードです
我が国は、さくら、冨士、
オリエンタルなどがありました
アメリカはアンスコ、デュポン
コダックです
これらのメーカーのフィルムが
市場に出回っていました
だんだん私の使うフィルムも決まってきます
最初は、コダックの外式のコダクロームです
それから内式のエクタクロームになりました
… … …
モノクロフィルムでは微粒子フィルムのパナトミックX
からプラスX、ダブルX、最後はトライXになります
トライXで撮影してコダックの
既成現像薬マイクロドールで処理していました
常用の冨士の引伸印画紙が少し硬調なせいか、
コダックのトライXのネガを引き伸ばすと
硬い調子にあがりました
コダックのコダブロで仕上げれば
良い調子に上がりそうですが
コダブロに病みつきになると怖いので
コダブロは使わず終いでした