民間放送が始まる頃は
すでにNHKは戦前から放送しています
ラジオの放送機材や段取りは円熟していました
戦後、NHKは「街頭録音」と称して
街へ出て討論会(?)を円盤録音で始めています
そこへ音声テープレコーダーが現れて
番組の頭から最後まで録音して放送する
録音中継などがありました
民間放送も開局したときは
、
円盤録音が主でしたが
やがてテープレコーダーに変わっていきます
携帯用のテープレコーダーを「デンスケ」と呼ばれて
街のスケッチや中継の録音に大活躍でした
音声録音は円盤式だけだったのに
テープ録音の編集はハサミ一つで簡単にできます
便利なテープレコーダーが現れて
しかも、録音されたテープを
テープイレーサー(消磁器)に通すと
新しい無音のテープに再生できて便利でした
ラジオスタジオの音声信号は
そのまま電波に乗せることもできますし
その電気的音声信号を
、
磁気に変えてテープに録音できます
円盤式録音のように途中で
機械的信号に変えませんから
録音テープは編集も消去も自由でした。