テレビ放送が始まった最初は
生放送だけでした
やがてアメリカからアンペックスの
ビデオレコーダー(VTR)が輸入されました
このレコーダーで使うビデオテープは
2インチ(5センチ)でブロニー判フィルムほどの
巾で大きなリールに巻かれていました
ビデオレコーダー技術員は
大きくて重いテープリールを
「よいしょ…」
とかけ声をかけてレコーダーにテープを
セッティングしていました
ビデオレコーダーの登場で
番組の撮りだめや録画番組で
放送できるようになりました
そのビデオテープの国内生産を
冨士フィルムがはじめました
冨士フィルムはアンペックスの
2インチテープに始まって
1インチビデオテープ
オーディオテープ(6ミリ巾)
民生用カセット・ビデオレコーダーの
βテープ
VHSテープ
とビデオテープと銀塩フィルムを
並行して製造していました
テレビニュースが
16ミリ銀塩フィルム取材から
電気的取材のENG取材に変わると
ソニーβ・カム録画機用
カセット・テープも作り出しました