輸入されるイーストマンカラーフィルムは
ビスタビジョン用に2000フィートの大きな
缶に入っていました
普通の映画で使用するミッチェル、NCキャメラの
フィルムは35ミリフィルムで
1000フィートの長さのマガジンを
使っていました
ところがミッチェル、ビスタビジョンキャメラは
35ミリフィルム、2000フィートマガジンを
使用するようになっていました
ビスタビジョンキャメラの撮影画面は
ライカ判ですからスタンダート画面の
2倍です
1000フィートの倍で
2000フィートの長さのフィルムと
マガジンになりました
ところが日本のフィルム現像所では
一度に1000フィートしか
現像機に入らないという問題が起こりました
撮影所の暗室で長い2000フィートの
フィルムを半分に切断して
2000フィート、マガジンに
装填して使いました
スタンダード映画で1000フィートは
大体13分ほど撮れます。
ビスタビジョンでは6分ぐらいになりますか
… … …
撮影現場では、記録係女史(スクリプター)が
リハーサルでワンカットの長さを
測っていますからこぼれることはありません