初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

映画「地獄花」

2013年03月23日 23時07分27秒 | Weblog


ミッチェル・ビスタビジョン・キャメラを

大映京都撮影所は購入しました

大映京都は黒澤明作品「羅生門」が

ヨーロッパの映画祭でグランプリを得てから

世界に向けて数々の大型時代劇を発表していました



注目の大型画面でビスタビジョン時代劇を

企画したのでしょう

題名は「地獄花」で鶴田浩二、京マチ子主演で

忠治旅日記、鞍馬天狗などのベテラン伊藤大輔監督でした



伊藤監督はカメラをトロッコに乗せて動かしながら

撮影する移動撮影をよく使っていました

この撮影態度をみて伊藤大輔監督を称して

「イドウダイスキ(移動大好き)」と渾名されました



フランス映画もこの移動ショットが

よく取り入れられていました。



「パリの屋根の下」ルネ・クレール監督作品

の冒頭のシーンはとくに印象に残るカットでした

屋根と煙突の並ぶカットからゆっくりと

キャメラ移動(クレーンではなく)で

地上に降りてきます。

アパートのドアから人が出てきます

それをなめて街のフルショットに決まります