初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

あるカツドウ屋さん

2013年07月01日 20時34分54秒 | Weblog


テレビが始まったときは

受像機がとても高価で

家庭で購入できません



テレビは最初、公園や、

街の広場で見ていました



やがて受像機は個人の手に

どうにか届くようになりました



標準の14インチモノクロ受像機(ブラウン管)は

高価ですから分割払いが始まりました



無声映画(サイレント=活動写真)時代から

映画制作の第一戦で活躍してきたカツドウ屋さんは

ちいさなテレビを見ながら

「映画は我が一代で終わるのか…」

とつぶやきました



大きなスクリーンの劇場映画が

家庭のちっぽけな14インチテレビに

負けるなんて想像できなかったのでしょう



大映京都撮影所が倒産して

撮影所が跡形もなく更地になったことを

このカツドウ屋さんの存命中でなかったことが

救いでした



映画に代わったテレビの王座は

いつまでつづくのでしょう