テレビの初期は
すべて生番組でした
番組がスタートすれば
たとえNGが出ようが
番組が終わるまで続けなくては
なりません
番組中、画面の一部にADさんの
指先や腕が画面(フレームインしても)に
写っても映像不体裁としては軽い方でした
当時のテレビカメラは焦点距離の違うレンズ4本が
ターレットに取り付けられていました
被写体のサイズを変えるにはターレットを廻して
レンズを変えなくてはなりません
生ドラマでカメラマンは
被写体のサイズを変えるために
レンズを切り替えます
映像スイッチャーがミススイッチをして
そのターレット切り替え中のカメラを
テイクすることが時々ありました
レンズチェンジと称して
進行中のドラマに
強烈なりショックを与えます
「レンチェンが入った…」
と云われて
映像不体裁ではかなり重いものでした