テレビ生ドラマの本読みの段階で
仕上がりが
とても放送時間に入らないものが
あります
しかし、ドライリハーサル、
カメラリハーサルと稽古を
重ねていくと俳優さんの動きや
台詞がなめらかになって
仕上がり時間は
短くなっていきます
放送の時間経過と
ドラマのラップタイムを
スタジオのADさんは
ストップウォッチを
睨んでいます
時間経過が順調なときは
ADさんはなにもしませんが
リハーサルと時間経過が違うときは
俳優さんに合図を送ります
両手で、つきたての餅を引っ張るような
ゼスチャーは芝居を粘って
伸ばしてくださいの合図で
「のばし…」と云っています
右手をぐるぐる回すときは
芝居の時間を早くしてください
のゼスチャーで「まき…」
また、猛烈に早く回すときは
兎に角、芝居をスピードアップしてください
せっぱ詰まった合図で「はやまき…」です