テレビ生ドラマは
制作準備やリハーサルを積んでも
その放送時間が過ぎれば
すべて終わります
ドラマの衣装を脱いで
メイクを落として普段着になった
俳優さんたちはスタジオ受付に
集まってきます
まもなく編成局庶務の若い女子社員が
封筒の束を持ってやって来ます
俳優さんたちにその封筒の一つ一つを
渡して伝票にサインを貰っていきます
その封筒の中身は出演料(ギャラ)です
生ドラマは1回の放送だけです
そのドラマを観られるのはその時間の
テレビ視聴者だけです
したがって、放送が済めば
たとえ傑作ドラマでも
二度と観ることはできません
生ドラマの放送が済めば
出演していた俳優さんたちに
ギャラを手渡して終わりという
ことでしょう
現在では、出演者の口座や
プロダクションに経理局から
決まった日時で振り込まれるのでしょうが
テレビ開局当時はなんとも素朴でした