劇場中継の録画番組を制作するには
台本を予め読んで担当スタッフは
劇場で下見をします
… … …
録画番組は歌謡ショーでした
下見の当日の座席がなくて
劇場の音声ミキシング室で行いました
幕が上がると
舞台にオーケストラが
ひかえています
ハンドマイクを持った歌手が
登場して
「皆様よくいらっしゃいました」
の挨拶が済むと
指揮者は楽団へタクトを振り下ろします
舞台の指揮者のタクトを注目していた
ミキシング室のエンジニアは
なんとテープレコーダーをスタートさせました
カラオケのテープがスタンバイされていたのです
リールの回転が速いので
382とら(サンパチツートラ)なのでしょう
地方の公演でその地方の楽団で
伴奏するより、気に入った楽団、編曲の
カラオケテープで歌うのが
その歌手やプロダクションにとって
楽なのでしょう
舞台に並んでいる指揮者と
楽団メンバーは
音をださない演奏のふりでした