コロンビアは33、1/3回転の
LPレコードで、ビクターは
45回転のドーナッツ盤で出発しました
ビクターの45回転レコードは形が
ドーナッツに似ていることから
ドーナッツ盤と呼ばれました
同時に、オートチェンジャーも
発売されました
何枚かのドーナッツ盤を
オートチェンジャーにセットすると
順番に再生していきます
例えば三枚連続演奏のクラシックでは
三枚のレコードをそのまま重ねて
チェンジャーにセットしますと
1枚目の表が①
2枚目の表が②
3枚目の表が③
とレコードを順番に再生します
三枚の表の再生が終わると
三枚をそのままひっくり返して
チェンジャーにセットしますと
1枚目の裏が④
2枚目の裏が⑤
3枚目の裏が⑥
とレコードチェンジしながら
再生していきます
ドーナッツ盤は軽音楽(ポップス)の
ように短い曲目にはよいのですが
長い演奏のクラシックでは
レコードチェンジのたびに
曲目が途切れて具合が悪いのでした