初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

続・APS

2012年02月20日 01時07分53秒 | Weblog


写真説明=京都市四条通

花見小路西入る南側の

ぎゃらりぃ西利で

立命館大学写真研究会OB会の

第13回 写真展が開かれています



ここ何年、毎年2月に「西利」で

写真展が開かれています



会場が毎年同じなので

入場者が大勢でありがたいことです





… … …

APS(アドバンスド・フォト・システム)の

フィルムが 発売されると同時に

カメラ店のウィンドウに



ニコン、キャノン、ミノルタの

一眼レフ(APS式)が並びました



このAPSシステムはコダック

冨士フィルムも規格に参加していました



私は35ミリ一眼レフ(銀塩)を

使っていました

当時の35ミリ一眼レフはパトローネ

からのフィルムをゲートを通って

フィルム巻き取り軸にフィルムの先端を乗せて

カメラの裏蓋を閉めるとフィルムの1枚目が

自動的にセットされます

… … …

フィルムの枚数を使い切って巻き戻しボタンを

押すと逆転モーターでパトローネに

フィルムは巻き戻されます







フォトCD

2012年02月18日 23時24分39秒 | Weblog


世界のトップメーカー、コダックは

色んな画面サイズと構造の

フィルムを発売しました



インスタマチックフィルム

(1963年=昭和38年49年前)が

発売されました

日本のメーカーもカメラ,フィルムを

発売します

… … …

次にポケット・インスタマチック

(1971年=昭和46年、41年前)の

110判(ワンテン)が発売されます



次に円板式のディスク・フィルム

(1982年=昭和57年、30年前)です

そしてAPS(1996年=平成8年、16年前)です



世界最高のメーカーの

コダックがリードした、かずかずの

方式が世の中に定着しないまま

消えていきます



どうしてこうも目まぐるしく

フィルムサイズや構造を

変えていったのでしょう



いちアマチュアの私に

理解できるものではありません



1992年=平成8年、16年前に

フィリップスと共同でフォトCDを

発売しました











APS

2012年02月17日 21時54分57秒 | Weblog


イーストマン・コダックは最初に

パトローネ入り35ミリフィルムを

売り出したことで、35ミリフィルムが

一般写真愛好家からプロカメラマンにまで

広まりました



35ミリフィルムは画面の寸法が小さくて

トリミングすることが難しいです

広い画面が必要なときはワイドレンズで

また、大きく被写体をとらえるには

望遠レンズが用意されていました



一番大きな8×10(エイト・バイ・テン)や

4×5(しのご)サイズの乾板かシートフィルムでは

ある程度トリミングできましたが



24×36㍉のライカ判の画面は

大きなサイズの作品が作れる

最低のフィルムサイズでした



35ミリフィルムはギリギリのサイズでした

35ミリ写真術はノートリミングが原則でした



コダックのAPSはこの35ミリ・フィルムより

画面が広いと私は聞きました



35ミリ巾でしかも、両側のパーフォレーションを

小さくしてその分,画面を広くすると

虫のいいことを私は考えていました。



結局。APSは35㍉より画面が小さいのです

35ミリより小さいことは、使用するレンズの

イメージサークルが小さくてすみます

いままでの35ミリ用レンズが

そのまま流用できるのでした








ディスクフィルム

2012年02月16日 21時31分17秒 | Weblog




1982年(30年前)にコダックが

円板になったディスク・フィルムを

発売します



形状はフロッピーディスクのようで

小さな画面で15枚撮れました



この円盤状フィルムの処理に

現像場に新しい設備が必要でした




画面が、ポケット・インスタマチック

(110判)より小さく、この画期的な

フィルムも短命に終わりました



次に登場するのがAPSサイズフィルム、

1996年(16年前)です




APS(アドバンスド・フォト・システム)の

名称で35㍉フィルムにとってかわると

コダックの宣伝文句でした



私もAPSを真剣に考えて発売が

待ち遠しかったのでした

しかし、画面は35㍉カメラ(フルサイズ)より

小さいのでした




フィルムに磁気コーティングされて

色んなデータが記録できて便利になっても…



肝心の画面が35㍉フィルムより小さいので

ガッカリでした














35㍉フィルムの撮影枚数

2012年02月15日 21時27分13秒 | Weblog


35㍉フィルムは、12枚、24枚、

36枚の3種類の長さがありました



35㍉フィルムは長い間(世界中)

12枚,20枚、36枚の3種類でした



さくらフィルム(現コニカ・ミノルタ)の

社員が20枚撮りを

24枚にしたらと上層部に提言しました

4枚増やして24枚にしました

12枚×1=12枚

12枚×2=24枚

12枚×3=36枚

と具合がよろしい



フィルムは4枚増やしても価格は

変えませんでした

カメラ店の同時プリントが増えて

提言した社員のボーナスが増えたと

聞きました



それ以来、各社のフィルムは

20枚→24枚撮りになり、

カメラ店で35㍉フィルムと云えば

この24枚撮りが標準になりました



カメラ店で聞いたのですが

フィルムの最初はお正月から始まって

春の桜、夏の海水浴、秋の紅葉と

1本に春夏秋冬が写っているのが

時々あったそうです



家族の記念写真を

主に撮っている人にとって

24枚撮り35㍉フィルムは

撮影コマ数が多いのかも知れません











ポケット・インスタマチック

2012年02月14日 20時54分56秒 | Weblog


110判フィルムはカートリッジに入り

片パーフォレーション16mm幅で

13×17mm判の小型フィルムです。



「ワンテン」、「ポケットフィルム」

「ポケットインスタマチック」などと云われました



1972年(40年前)にコダックが発売し、

やがて国内カメラメーカーもカメラを製造しました。



35㍉フィルムを使用するカメラと比べて

小型であることやカートリッジ式による

カメラへの装着が簡単で「ポケットカメラ」と呼ばれ

携帯用・スナップ用の手軽な機種として

1970~1980年(32年前)にかけて普及しました。



またカメラの構造を簡素化できるため、

安価で簡単なカメラが多かったようです。



1980年(32年前)後半に入ると

35㍉フィルムカメラのコンパクト化や、

フィルムサイズが小さいことから

画質の低さにより急速に姿を消しました。







続・インスタマチック・カメラ

2012年02月13日 22時55分29秒 | Weblog


26×26㍉の四角い画面の

インスタマチックカメラは

フィルム装填、撮影後、

フィルムをそのまま巻きとって

取り出せる簡便さで

日本のカメラメーカー各社からも

カメラが登場します



同時に米国シルバニアから

インスタマチック・カメラ用の

マジキューブという

角砂糖型の4発の

フラッシュが発売されます



画面が四角ですから被写体によっ

カメラの縦横を考えて

構える必要がありません




やがてインスタマチックフィルムが

出回るころコダックから

新しいフィルムが発売されます



名前は「コダカラーX」で

フィルム外箱は黄色と黒色の

デザインで目を引きました



この「コダカラーX」は

インスタマチック・フィルム専用の

発売で鮮鋭度を誇るとありました



ところが、しばらくすると同じ

黄色と黒のデザインで

2B(ブロニー判)が

続いて,35㍉判フィルムが発売されました

… … …

インスタマチックの画面より大きなブロニー判

、35㍉判の方が鮮鋭度で有利なことは明らかです

このコダックの戦略が不思議でした



次に,インスタマチックフィルムの小型版

110判フィルム(ワンテン)のカメラが登場します











インスタマチック・カメラ

2012年02月12日 21時09分50秒 | Weblog


35㍉フィルムカメラは

ライカ、コンタックスのそれぞれ

専用のマガジンで始まりました



扱いの簡単なパトローネの出現で

パトローネ専用の35㍉カメラが

多数市場に現れます



35㍉カメラは専用マガジンにしろ

パトローネにしても撮影後は

フィルムをマガジン,パトローネに

巻き戻さなくてはなりません



コンタックスはマガジンを

巻き取り側にも装填して

撮影後に巻き戻さなくてもフィルムを

取り出せるようになっていました

ダブルマガジンと呼んでいました

普通の35㍉カメラのようにコンタックスも

撮影後のフィルムを巻き戻すことはできました



35㍉カメラのフィルム装填や操作は煩雑です

コダックはインスタマチックカメラ1963年

(昭和38年=48年前)を発表しました



このフィルムは裏紙付きで画面サイズは

26×26㍉の正方形です

フィルムはプラスチックの

ケースに入っていました



インスタマチックカメラに

フィルムカセットを入れて

裏蓋を閉めます。撮影終了後は

そのままカメラを開けてフィルムを

取り出せました









DXコード

2012年02月11日 21時15分27秒 | Weblog


35㍉フィルムのパトローネが

トロピカルパッケージになって

簡単にパトローネからフィルムを

取り出したり,自分で

詰め替えられなくなりました



写真材料店では

昔ながらの蓋が開閉自由な

パトローネの新製品を

置くようになりました

… … …

このパトローネは数回

使うことができました



いつまで使えるかは

各自の判断で

決めて使っていました



このパトローネに

長尺フィルムを

ダークバッグで

適当に切って

詰めていました




1983年(29年前)に

コダックはパトローネに

使用するフィルム感度や

枚数をカメラに伝える

電気接点を設けたDXコードを

発表しました.



このDXコードのパトローネに

対応するカメラのフィルム室には

電気接点が設けられていました







トロピカル・パッケージ

2012年02月10日 20時43分13秒 | Weblog


懇意にしているカメラ店から

使用済みのパトローネをもらって

ダークバッグでモノクロフィルムを

詰めて数回使っていました。



ふと気付くとパトローネの説明書に

トロピカルパッケージと書かれて

1回使用限りになっていました



カラー、モノクロも全部

世界中のフィルムメーカーの

パトローネも

トロピカルになりました



カラーフィルムの現像をする

カメラ店では,巻き取られたパトローネの

テレンプの間にプラスチックの小片を

差し込んで,フィルムのリーダー部分を引きだして

自動現像機に装填していました



>
蓋の外れない空のパトローネは

2度と使用できない

廃品となりました



どうして数回使えたパトローネを

1回限りのトロピカルにしたのでしょう




カメラ雑誌を読んでいると

数回使えるパトローネは、

麻薬の密輸に流用される疑い…の

記事を読んで納得しました。