経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県仙台市 輪王寺庭園2 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 お悟りの道と13石仏像 141101

2023-03-10 12:33:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 宮城・山形・福島

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 宮城県仙台市 輪王寺庭園2 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 お悟りの道と13石仏像 141101

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。



■ 宮城県仙台市 輪王寺庭園2 伊達家ゆかりの北山五山の一つ池泉回遊式庭園 お悟りの道と13石仏像 141101

 輪王寺は、仙台の寺町であります北町地区にある、室町時代からの歴史のある伊達家ゆかりの寺院で、「北山五山」の一つと数えられています。

 輪王寺は、伊達家第九世大膳大夫政宗夫人、蘭庭明玉禅尼の所願により、第十一世、大膳大夫持宗により嘉吉元年(1441)太菴梵守和尚を開山として、奥州伊達郡梁川に創建されました。

 その後、伊達家の居城の遷移に従い、西山、米沢、会津、米沢、岩出山を転々とし、慶長七(1602)年、現在の地に移りました。

 明治維新後、輪王寺は伊達家の庇護を失い、さらに明治九年(1876)北山に発した野火のため、仁王門を残し七堂伽藍を全焼してしまいました。

 曹洞宗大本山、永平寺と總持寺の意を受けて、明治三十六年(1903)、福定無外和尚により、復興に着手し、現在の本堂と庫裡を完成しました。無外和尚は、庭園の建設にも意を注ぎました。次の五峰和尚により、梵鐘、位牌堂、坐禅堂、開山堂が完成し、七堂伽藍の全てが整いました。

 庭園には、茶室「半杓庵」が建設され、東北有数の名園となりました。

 昭和五十六年(1981)道閑和尚の時代に開山五百回大遠忌を記念して三重塔が建立され、昔日の偉容を回復するに至りました。

 

アクセス

 JR仙山線北山駅から徒歩15分ほどのところにあります。

 仙台駅から路線バスで、近くまで行くこともできます。

 

 

JR仙山線の北山駅からですと裏門の三重塔側から入ると近いです。

 

 

 

山門をくぐったところからまっすぐに続く参道

 

 

この参道は「お悟りの道」と呼ばれています。

 

 

仏足石と13の仏像が配されています

 

仏足石

釈尊(しゃくそん、仏様のこと)の足跡を印刻した石

 

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

大乗仏教経典において

堅固な精神統一(首楞厳三昧(しゅりょうごんざんまい))の体現者

智慧の菩薩

 

普賢菩薩(ふげんぼさつ)

自らの悟りと衆生の救済を求める菩薩の理想を示す「十願」を達成

釈迦仏(しゃかぶつ)の右脇侍(わきじ)として

六牙(が)の白象に乗った姿で表現される

 

地蔵菩薩

五濁(ごじょく)の悪世において救済活動を行う菩薩

仏になることを延期して、菩薩の状態にとどまり、

衆生の罪苦の除去に携わることを本願としている

 

弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦(しゃか)の滅後5億7600万年後の未来に

下界に降って仏となり、衆生を救ってくれる菩薩

 

薬師如来

衆生の病と苦しみを癒し、救ってくれる如来

 

観音菩薩

世間の出来事を自在に観察し、救いを求める者の心に応じ

千変万化して救ってくれる

勢至菩薩とともに阿弥陀(あみだ)仏の脇侍として立つ

 

勢至菩薩

智慧(ちえ)の光をもってすべてのものを照らし、

もろもろの苦難を離れさせ、無上なる力を授けてくれる

観世音菩薩とともに阿弥陀(あみだ)仏の脇侍として立つ

 

阿弥陀如来

西方の極楽浄土の教主で、生あるものすべてをすくってくれる

 

阿閦如来(あしゅくにょらい)

大日如来のもとで怒りと淫欲を断つことをなしとげて仏となった

大乗仏教の如来

 

大日如来

宇宙の根本の仏

 

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

宇宙のすべてのものを含み、

虚空(大空)のように無量の福徳・智慧(ちえ)を具(そな)え、

これをつねに衆生に与えて諸願を成就させてくれる

 

お悟りの道脇に配されていて暗くなると点灯されます

帰りは、薄暗くなり

参道に照明が点灯されていました

 

本堂側から三門側を見る

 

 

仙台市 輪王寺庭園1 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 山門と参道

仙台市 輪王寺庭園2 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 お悟りの道

仙台市 輪王寺庭園3 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 境内散策  

仙台市 輪王寺庭園4 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 本堂と周辺 

仙台市 輪王寺庭園5 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園1 はじまり 

仙台市 輪王寺庭園6 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園2 はじまり 

仙台市 輪王寺庭園7 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園3 飛び石堤  

仙台市 輪王寺庭園8 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園4 東池エリア 

仙台市 輪王寺庭園9 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園5 東池土橋  

仙台市 輪王寺庭園10 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園6 東池白砂庭園 

仙台市 輪王寺庭園11 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園7 本堂裏白砂庭園

仙台市 輪王寺庭園12 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 蘭亭堂と周辺  

仙台市 輪王寺庭園13 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 三重塔と周辺   

仙台市 輪王寺庭園14 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園8 白砂枯山水庭園 

仙台市 輪王寺庭園15 伊達家ゆかり池泉回遊式庭園 三重塔周辺物と朱橋

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

2023-03-10 12:33:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 宮城・山形・福島

  【カシャリ! ひとり旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道

 

■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山
 

 「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。

 庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。

 当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。

 生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。

 しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。

 50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。

 子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。

 人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。

 園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。

 かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。

 入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。

 そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。

 三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。

 4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。

 各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。

 庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。

 個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。

 

  【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名
 

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分
 天童駅より約4km(レンタサイクルあり)
 JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)
 〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47 

 入園時間    8:00~17:00
 休園日冬期間    1月10日~2月末まで休園
 駐車場        無料駐車場
 入園料        個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)
     ※ 案内希望の場合は別途1,500円
 事前予約    電話にて事前に予約 023-653-3392

 サイト    http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html

 

■ 【アドバイス】

 天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。
 私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。
 ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。
 乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。

 私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。
 金言集も販売されています。

 

■ 宝来山エリア


園内マップ(公式サイトより)

 

宝来山は、蓬莱山になぞらえて命名された

園内最高地の場所

 

金言石柱の脇に小径があり、

左手に池泉エリアの池があります。

 

上述の小径を進むと石橋があり、

池泉エリアの最下部に至ります。

 

池泉エリアの最も長く大きな池が見えてきます。

 

自動自活エリアのユニークな石灯籠も見えます

 

このエリアで最も大きな石灯籠

 

池脇のオブジェ風のユニークな形に刈り上げられた松

 

池に配された徽軫灯籠(ことじとうろう)

 

池の周囲にはいろいろな石灯籠が配されています

 

上記の石灯籠脇の石橋

 

宝来山へ続く小径

 

宝来山脇の松と石灯籠

 

蓬莱山の心社(お社)の鳥居

 

宝来山頂上へ

 

宝来山頂上の下に立つ石碑

 

宝来山頂上

 

心社

宝来山頂上に立つ祠(ほこら)

 

心社ほこらの中

 

宝来山頂上から

先ほど見てきた池を見る

「三の池」

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2-1 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

2023-03-10 12:33:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 宮城・山形・福島

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2-1 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道



■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山  

 「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。  庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。  当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。  生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。  しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。  50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。  子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。  人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。  園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。  かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。  入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。  そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。  三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。  4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。  各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。  庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。  個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。

 

  【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名  

 

■ アクセス

 JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分  天童駅より約4km(レンタサイクルあり)  JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)  〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47   入園時間    8:00~17:00  休園日冬期間    1月10日~2月末まで休園  駐車場        無料駐車場  入園料        個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)      ※ 案内希望の場合は別途1,500円  事前予約    電話にて事前に予約 023-653-3392

 サイト    http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html

 

■ 【アドバイス】  天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。  私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。  ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。  乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。  私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。  金言集も販売されています。

 

■ 宝来山エリア

園内マップ(公式サイトより)

 

宝来山は、蓬莱山になぞらえて命名された

園内最高地の場所

 

金言石柱の脇に小径があり、

左手に池泉エリアの池があります。

 

上述の小径を進むと石橋があり、

池泉エリアの最下部に至ります。

 

池泉エリアの最も長く大きな池が見えてきます。

 

自動自活エリアのユニークな石灯籠も見えます

 

このエリアで最も大きな石灯籠

 

池脇のオブジェ風のユニークな形に刈り上げられた松

 

池に配された徽軫灯籠(ことじとうろう)

 

池の周囲にはいろいろな石灯籠が配されています

 

上記の石灯籠脇の石橋

 

宝来山へ続く小径

 

宝来山脇の松と石灯籠

 

蓬莱山の心社(お社)の鳥居

 

宝来山頂上へ

 

宝来山頂上の下に立つ石碑

 

宝来山頂上

 

心社

宝来山頂上に立つ祠(ほこら)

 

心社ほこらの中

 

宝来山頂上から

先ほど見てきた池を見る

「三の池」

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 

ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】 写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。 静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm 映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm  【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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■【あたりまえ経営のすすめ】2部 管理編2-32 プロ管理職のリーダーシップ リーダーシップを発揮するために決断力を磨く(3)

2023-03-10 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ2 管理編

■【あたりまえ経営のすすめ】2部 管理編2-32 プロ管理職のリーダーシップ リーダーシップを発揮するために決断力を磨く(3)

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 2部 【管理編】 プロの管理職のあり方

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。

 筆者は、経営コンサルタントという仕事柄、しばしば管理職研修も実施してきました。その時に、必ずといって問うことは、「管理とは何でしょうか?」ということです。

 管理職の皆さんは、よく勉強していて、私より立派な回答が返ってきます。

 「では、それをどの様に実務に活かしていらっしゃいますか」と問いますと、期待するような回答が返ってきません。

 難しいことを勉強しすぎているのではないでしょうか。知識と実務が乖離していますと、せっかくの知識が知恵として活かせません。

 管理職として、「あたりまえ」なことが、実務で行われているのかどうか、謙虚に自分自身を見ることも大切なのではないでしょうか。

 管理職は、「管理とは何か」「温かい管理」を正しく理解しなければ、部下からも、上司からも、社会からも正しく評価されません。

  温かい管理とは  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 ここでは、管理職なら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 知識としてはご存知のことでしょうが、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。

 

■ 第2部2章 プロ管理職のリーダーシップ 

 私達は、ひとりでは生きていくことはできません。社会や組織に所属して、他の人と共に力をあわせることが、近道といえます。そこに求められるのが、「リーダーシップ」です。

 管理職だけではなく、ビジネスパーソンにはリーダーシップを取れることが、成功への近道であり、自己実現には不可欠といっても過言ではありません。では、ビジネス界におけるリーダーシップとはどのようなものなのでしょうか。原点に戻って、再度考え、新たな気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

■ 2-32 リーダーシップを発揮するために決断力を磨く(3)


 リーダーシップをとるには決断力も不可欠です。決断力の磨き方に漢する最終回です。

◇ リーダーシップにとっての決断力

 情報収集・分析をもとに判断ができても、それを実行して、効果を上げるという決断ができませんと、それまでの作業を活かしきれません。

 部下の面前で決断しなければならない状況に、日常業務の中でしばしば遭遇します。論理思考上では、「発想の瞬発力」が求められます。すなわち、平素よりデータ思考と論理思考ができていますと、適切なタイミングで、適切な対応をとることができます。

 決断ができないのは、検討が十分でなかったり、経験が浅かったりという事情が多く自分に自信がないからでしょう。ロジカル・シンキングによる思考法等が身につきますと、思考の手順や思考の深さが次第に高度化してきて、自分の判断に自信を持つことができるようになります。また、管理会計によりデータ武装ができていますと、話に説得力が増します。

 「念には念を入れる」という癖を付けておくことも大切です。自分が入手して情報は「事実」なのか、「正確」なのかというクリティカル・シンキング的な発想をし、そのウラを取るようにします。ウラは、自分の考えを裏付けするような、自分に都合の良いような取り方ではなく、「真実」「正確」「適性」なのかどうかを確認できるような取り方をします。できれば、性質の異なる、複数の方法でウラを取るようにしましょう。


◇ 行動力

 ダメ企業の経営者・管理職は、頭で仕事をして、体を動かさない、いわゆる「頭でっかちの行動力足らず」の人が多いです。

 平素から、部下やメンバーに共通目標を掲げ、双方向コミュニケーションを通じて共通認識し、自分自身も彼等の行動とベクトルをあわせた共通行動をとるように心がけます。

 また、複々線思考・行動が取れなければなりません。リーダーの大半が、一つの仕事だけではなく、複数の業務を並行して進めなければならないでしょう。常に複数のテーマを並立的に思考し、行動できるようでなければならないのです。

 部下やメンバーは、万一、自分達の判断が間違えていたり、結果が好ましくなかったりしても、それが「失敗」ではなく、「気づきの機会」であるというプラス思考の判断に繋がるでしょう。


◇ バランス力

 リーダーというのは、決断の連続といいましても過言ではないほど、その連続です。

 リーダーは、理念や計画、ビジョン等を示すだけがリーダーシップがとれるわけではありません。組織全体がスムーズに活動できているのかどうかだけではなく、部下やメンバー一人一人を観て、管理や指導をします。人間関係に気をくばることも重要です。

 組織力を活かすためには、同質な人だけの構成よりも、異質、タイプの異なるメンバーで構成された方が、運営は大変ですが、成果の出せる組織として活動できる傾向が強いです。

 適材適所を念頭においた、人材配置や職務分掌が必要です。

 「経営はバランスである」という名言がありますように、全体最適を常に意識したリーダーシップの取り方と決断が求められるのです。


 このような思考法や行動を日常的に業務に用いて、リーダーシップを発揮するだけではなく、個人的な意思決定にも利用することにより、判断力が高まり、その精度が増してゆくでしょう。

 

<続く>

 

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【話材】 昨日03/09のつぶやき 「ありがとう」という言葉を大切にしたい

2023-03-10 06:49:54 | ブログでつぶやき

 

  【話材】 昨日03/09のつぶやき 「ありがとう」という言葉を大切にしたい

 

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/0dd11c4b20d16a15c8aea97fb9c39903

傘

 雨音で目が覚めました。

 今日は、天気が不安定と聞いていましたが、早朝から雨が降る予報ではなかったので少々驚きました。

 

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

>> もっと見る

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見

 

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