【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月17日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-30 【経営支援】 社員研修で人財を効果的に育てる コンセプト創り
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
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紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
私の下で仕事をしてくれていた人と十年ぶりくらいに会うことができました。
3週間ほど前に、私に会いたいと言ってきていましたので、彼のために何をしてあげたらよいのかいろいろと考えました。
今年還暦を迎えるといいますので、まだまだ現役でバリバリと仕事ができる年代です。
今、何をしていて、今後どの様な展開を構想しているのか等々を話しているうちにあっという間に時間が経ってしまいました。
私から、特別にアドバイスをする必要もないほど、彼なりに毎日仕事をしているようで、まずは安心しました。
「人材を育てる時代は終わった」という人がいます。
人材は、出来上がった人を採用すれば、教育費用を削減できるというのです。
世の中の風潮に乗っていてよろしいのでしょうか。
コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。
下記のようなテーマでお話しました。
■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 3 社員研修で人財を効果的に育てる
半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
このような視点で、第4部をお届けします。
1章は、「コンサルタントとは何をしてくれる職業なのか」という視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。
第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話してきました。
残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。
また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。
そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。
コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。
すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。
第3章では「社員研修で人財を効果的に育てる」というテーマでお話します。
社員研修は、景気が悪くなると実施しなくなる企業がいます。一方で、社員研修には麻薬性があり、やり始めると、それを継続しないと心配で仕方がない企業もあります。
社員研修は、適切な方法で実施すれば、少ない資金投入でも実施できます。
「社内で意図を育てる時代は終わった」という人を時々見かけますが、それを鵜呑みにしていて良いのでしょうか。
■ 第4部3章 30 【経営支援】 社員研修で人財を効果的に育てる コンセプト創り
経営コンサルタントは、その度合いにばらつきがあるものの誰もが社員研修を手がけていると言っても過言ではありません。逆に、社員研修の講師が全て経営コンサルタントであるともいえません。
経営コンサルタントの善し悪しを判断するのはなかなか難しいですが、長いつきあいをしたい場合には、試験的に社員研修を依頼してみる方法がよいでしょう。
社員研修を依頼しますと、その経営コンサルタントの専門分野や仕事の仕方や考え方、人柄や取り組み姿勢などを体感することができます。その上で、既述のように信頼できる経営コンサルタントかどうかのチェックポイントを確認すれば最適な経営コンサルタントを見つけることができるかもしれません。
景況指数上は改善しているとはいえ、厳しい経営環境が続く中で、言い古された「少数精鋭主義」という考え方が再評価されています。
企業が持っている経営資源には限界があります。この限られた経営資源を有効活用することが、今日の経営の重要な課題です。既述のように経営資源の良質化が重要な経営課題の一つです。その中でもとりわけ「ヒト」という経営資源の重要性を無視することはできません。
労働の流動性が高まり、中小・中堅企業でも質の高い労働力を入手することができるようになってきました。その反面、社内の中枢にいる人たちが流出するというマイナス面も否めません。常に、限られたヒューマンパワーで企業運営を迫られていますので、一人一人の生産性を向上させることが必要です。
生産性を高めるためには、労働力の質の向上が求められ、すなわち企業は社員研修を継続的にやらざるを得ません。
ところが、一方で「雇用の流動化」で社員を教育してもすぐに辞めていってしまうという悩みがあります。かといって、愚痴を言っていても始まりません。社員が辞めていくということは、その企業に魅力がないからです。企業に魅力を持たせるには、経営資源の良質化、すなわち「経営品質」を高める必要があります。
既述のように「ヒト」という経営資源を良質化するためには、良質な社員を採用することと、手持ちの社員を教育していくという方法があります。そこで上述のように社員研修がクローズアップされてきているのです。
社員研修が重要視される今日、企業の研修担当者とお話していて気になることがあります。年
度予算の季節になりますと、「来年度は社員研修として何をやろうかな」と悩み、自分たちで判断して、カリキュラムを作り、それにあわせて講師を捜すというパターンです。これでは研修が付け焼き刃的になり、せっかく大金を予算化しても、その効果はそれに見合わないことが多いでしょう。
まず、研修はどのようなコンセプトで実施するのか、それを明確にし、そのコンセプトに基づき社員研修の体系作りをする必要があります。その体系に基づき、中長期教育計画を立て、その計画の中で来年度は何を行うのかを決定します。これを基に継続的に実施すれば、社員全体に凸凹が少ない、公平な機会を与えることができるのです。
では、社員研修のコンセプト・カリキュラム作り、講師の選定や運営をどのように進めていったらよいのでしょうか。社内にその専門家が少ないこともあり、 大手企業ですらその多くが、自律できるまで社外に研修をアウトソーシングしているようです。その場合、ほとんどのケースが大手研修機関に委託しています。
研修機関は、繰り返し研修依頼を受けることにより、ビジネスが成り立ちます。また、研修機関が持っている手持ちのトレーナの都合に合わせて年間スケジュールを立て、実施しています。ここには、委託企業の意向が入っているようで、実はそうではないことが多いのです。
コンセプト作りは、「研修」という一端だけで決めるのでは、全体のバランスを欠きかねません。企業全体を見渡し、企業理念・中長期経営計画などを勘案して行うべきなのです。それには、常に企業全体を把握していて、なおかつ社員研修に実績のある経営コンサルタントに相談するのがよいでしょう。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 4月17日 ■ 職安記念日(ハローワークの日) ■ 近江宮遷都 【今日の写真】 春の京都 仁和寺 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 時代を適切に掴み、トレンドを読む 417
昨今のように、時代の変化が激しく、多様性の時代には、これからどの様な時代が来るのかを予測することは大変困難です。
一方で、それだからといって、なにもしないのでは、時代遅れになってしまいます。
時代に取り残されないためには、現状をキチンと把握しておく必要があります。
そのために、ブログやサイトで、時代の読み方という、独断と偏見で選んだテーマについてお届けしています。
少しでも現状がどのような状況なのかを皆様にお届けしたくて、おせっかいやき精神が燃えています。
現状を時系列的に把握してゆきますと、そのトレンドを予測できるようになります。
予測ですので、外れることもあります。
でも、外れても良いのではないですか!!
中には、予測が当たり、それがビジネスに活かされることもあります。
経営コンサルタントになりたての若き頃、予測が外れて失敗することが当然のような日々でした。
まだ、パソコンがおもちゃといわれる時代の1970年代は、オフコン全盛の時代でした。
中小企業にパソコンを使って頂こうとベーシック言語でアプリケーションを開発しはじめました。
ところが漢字を使えず、カタカナとアルファベットの時代でした。
少々時代を先走り、結局、どこの会社でも使ってくれませんでした。
でも、これがソフトバンクに認められ、出版にまで繋がったのです。
私のこの体験が【時代の読み方】というブログを書き続ける原点なのです。
■ 知名度と実力・実績の乖離
相国寺は、京都五山の第二位にランクされています。
一般の人には、あまり知名度は高くないと聞いています。
第一、「相国寺」を「しょうこくじ」と読める人も少ないようなきがします。
金閣寺を知らない人、行ったことがない人は少ないのではないでしょうか。
金閣寺は、相国寺の塔頭の一つといいますから、一般的には相国寺の方が知名度が高いと考えられますが、「知名度」という観点では逆転現象が起こっているのですね。
これは企業グループでもいえます。
富士写真フイルムの生みの親は、ダイセルです。
富士フイルムグループの旧社名富士ゼロックス株式会社(2021年4月1日新社名「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」)は、ダイセルの孫にあたりますね。
残念なことに、ダイセルの知名度よりも子会社、孫会社の知名度の方が高いような気がします。
知名度というのは、その歴史や実力とは相関関係はないようです。
私どものコンサルタント・士業も、有名なコンサルタント必ずしも有能で実績あるコンサルタントとは限りません。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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