【ナレーション解説付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】4-2-3 遠野ふるさと村 遠野の山里・農村風景 2-3 水車小屋のある風景
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
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■■ 岩手県遠野市
遠野市は、岩手県内陸部南寄りにある都市です。柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町で、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わる里です。
東京からは、4時間ほどでたどり着けます。おもっていた以上に近いところにあります。
■ 遠野ふるさと村 昔ながらの山里を再現
遠野を訪れたら、ぜひ、訪れて欲しいのが「遠野ふるさと村」です。
ここは、標高1917メートルの早池峰山の山麓に広がる、遠野の里山から水田のある地域に、昔ながらの山里の風景を、再現した施設です。
■ アクセス
街の中心地からは、12キロも離れたところにありますし、バスの本数も少ないですので、交通手段と時間は、事前に充分に検討しておく必要があります。
バスも駐車できる、大きな駐車場がありますので、レンタカーでも心配ありません。
■■ 民話の里「遠野」遠野ふるさと村2 ■■
遠野の山里・農村風景
「遠野ふるさと村1」レトロな郵便ポストのお出迎えを紹介します。
遠野の里山を体感し、農村風景を代表する曲り家と、馬を大切にする人々の生活をみてみましょう。
ここ「ふるさと村」では、遠野の農村生活を体験したり、自然と文化を体感したりすることができます。
急いで回っても2~3時間は必要です。
自然と素朴な人情にふれるひとときを、遠野時間として過ごすことができます。
今回は、遠野ふるさと村へのアクセスから、森の小径を歩いて、曲り家をじっくりと、ナレーション付きの映像でご紹介します。
ここでは、その概要紹介を致しますので、是非、動画もご覧下さい。(リンク先は後述)
■ 鎮守の杜 水車小屋
牧歌的な風景な雰囲気を醸し出す水車小屋
ユーチューブで、心和む音色をお楽しみください
肝煎りの家をでますと、左手に水車小屋が見えてきました。
水車小屋は、牧歌的な田園風景として、なにか心引かれるところがあります。
動力として水の流れや落差を利用して、水車を回し、米搗きなどに使われることが、よく知られています。蒸気機関が発明されるまでは、製材、織物生産、金属加工など、機械的工程を駆動する装置として重要でした。
日本では、観光目的での存在が多いですが、イギリスや、ドイツ、とくに南部ドイツでは、今日でも水車がたくさん使われています。
地ノ神稲荷
水車小屋から振り返りますと、赤い、小さな鳥居が見てきました。
近づいてゆきますと、「地ノ神稲荷」という文字が見えてきました。小さな神社は、お稲荷様のようです。
「正一位」という文字が判別できました。神社などの格式を現すのですが、正一位は、最高位の位です。
ご神体が見えます。かわいい、お人形さんのように見え、お詣りする人に親しみを感じさせているのではないでしょうか。(ユーチューブで、かわいい「ご神体」をご覧下さい)
鎮守の杜 金勢様・しあわせカッパ
お稲荷さんの斜め前に、金勢様と、しあわせカッパという、ちいさなおやしろがあります。
左半分が、こんせい様で、こんせいだいみょうじんとも呼ばれ、男根の形をした御神体を祀った神の一柱です。
遠野地方では、ところどころで、こんせい様にお会いすることができます。
右半分がしあわせカッパのためのおやしろです。
しあわせカッパの祠の両サイドに、雨風祭の時に使う藁人形が立っています。
遠野地方で、二百十日前の8月下旬に行われる伝統的な行事です。
等身大の藁人形を、男女二体を作り「二百十日雨風祀」と書いた旗を掲げます。太鼓やカネをたたきながら、村の境まで持ってゆき、人形を修めます。
台風から農作物の被害を守るための厄除け行事です。
等身大、中には3メートルにも及ぶ藁人形が作られますが、全国的にも珍しいしきたりです。ただし、近年は、藁人形を作らず、ハタだけでお祭りをすることが多くなったそうです。
鎮守の杜 七福神
同じ祠の中、右手に、白い七福神の像が立っています。
七福神は、いずれも、個性があり、見ているだけで、にこりとしてしまいます。
弥十郎どん 権現様
鎮守の杜を後に、次の曲がり屋に向かいました。
弥十郎どんの曲り家は、外観は、その他のモノと、大きな違いはありません。江戸時代末期、文化9年(1812年)に立てられました。
土間からは、廊下はなく、居住空間に繋がります。
その奥にある奥の間には、他の曲り家と同様に床の間があります。床の間には、獅子頭の権現様が飾られています。
権現様の歯で頭を噛まれると病気の予防になり、胎内めぐりをしますと厄除けになると言われています。
ちなみに、徳川家康は、権現様と呼ばれ、日光東照宮に神として祀られていることはよく知られていることです。
弥十郎どんが、他の曲り家と異なるところの一つが納屋です。大きく、しっかりとした建物でした。
田園風景と「ばったり」
弥十郎どんをでますと、田園風景という表現にふさわしい、たんぼの景色が広がっていました。
そこには「ばったり」と呼ばれる、簡易な小屋があります。
集落の上から流れてくる水を、ししおどしのような原理で、溜まった水を定期的に流し落とす機構のことで、藁の小屋の中にそれがあります。
水乃口・体験ゾーン
田園風景の先に、複数の建物が固まったところがあります。ここでは、陶芸など、いろいろな体験をすることができます。
遠野の伝統的な「うまっ子作り」も、その一つです。藁で遠野独特の馬の人形作りを体験できます。竹とんぼやお手玉など、昔懐かしいおもちゃづくりのコーナーもあります。
そば打ちや餅つきなどの郷土料理作りの体験コースもあります。いずれも1時間から1時間半で体験できるようです。
経験ゾーンの一角に、「みなくち」という、ふるさと村見学で最後の曲り家があります。
田の曲り家より、少々現代的な感じがすると思いましたら、明治中期に建てられたモノとわかりました。ここも体験ゾーンの一つで、染め物の工房があります。ここで作られた草木染めや陶芸工房で作られた陶器類などが展示・販売されています。
蔵を改造した自然資料館
「水乃口(みなくち)」を出て、蓮池を通って、最後の施設である、自然資料館の方に歩いて行きました。
ふるさと村に入って間もなく通った「門前」をくぐると、木立の中に建物が見えてきました。自然資料館です。
自然資料館には、遠野周辺で見られる、動物や植物が展示されています。地元の有志の好意で作られました。
入口を入りますと、遠野付近の植物が紹介されていました。中には、見慣れない草花もあります。
隣の部屋は、天井が高い、動物コーナーです。実際の標本が陳列されていますので、リアルで、理解しやすいです。
高い天井を利用して、遠野でとれた木材なのでしょうか、木組みに、野鳥が展示され、ボタンを押すと鳴き声を聞くこともできます。
奥の部屋では熊が腹ばいになって、こちらを見ていました。大きなスズメバチの巣も展示してあります。
ビジターセンターと蛇石川橋
自然資料館の門を出て、左に歩き出しますと、最初に入って来たビジターセンターの建物が見えました。その手前には蛇石川橋が、せせらぎに懸かっているのが見えます。
蛇石川のせせらぎは、ユーチューブ動画をご覧下さい。
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