
■【ナレーション付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】 京都市京都修学院離宮1 修学院離宮下離宮(下御茶屋)
今回は、「京都修学院離宮1」を紹介します。
修学院離宮は、京都市左京区修学院の、比叡山麓にある、皇室関連の施設です。
17世紀中頃である1653年(承応2年)から2年間にわたる、後水尾上皇の指示で造営された離宮です。すなわち皇居以外に設けられた天皇や上皇の別邸のことです。
修学院離宮は、もとは、市民のためのスポーツ施設などがあった場所です。そこを、谷川を堰き止めた人工池を中心とした広大な庭園としました。その池と関連建物から構成されています。
桂離宮・仙洞御所とならび、王朝文化の美意識の到達点を示すものとなっているといえます。管理は、宮内庁京都事務所が行っています。
修学院離宮は、下離宮(下御茶屋)、中離宮(中御茶屋)、上離宮(上御茶屋)の三か所に分かれていて、水田の中に配されています。それらの間は、あぜ道であった小径でつながれています。
御幸門を入り右折すると中門があり、池を掘った土を盛り上げた高みに寿月観があります。「寿月観」は、池泉観賞式庭園のなかにあり、後水尾院の御座所として使われていました。「下御茶屋」といいます。
下離宮は、門などの付属建物を除きますと、下御茶屋に残る建物は寿月観のみです。寿月観は、一の間、二の間、三の間とありますが、上がることはできません。また、ここには池泉鑑賞式日本庭園があり、南東側の水源からせせらぎが寿月観庭園に注ぎ込んでいます。
https://youtu.be/CuvqGDtBiKc
8分10秒