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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 岩手県盛岡市 聖寿寺・榊山稲荷神社・緑風苑庭園(築山池泉廻遊式日本庭園)

2023-04-12 16:45:33 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 岩手県盛岡市 聖寿寺・榊山稲荷神社・緑風苑庭園(築山池泉廻遊式日本庭園)

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 岩手県盛岡市 聖寿寺・榊山稲荷神社・緑風苑庭園 

 

 「聖寿寺」(しょうじゅじ)と「榊山稲荷神社」(さかきやまいなりじんじゃ)は隣接する、盛岡市の北山一帯は、盛岡藩主・南部家の歴代の菩提所がある所です。この一帯は、市の高松風致地区に指定されています。榊山稲荷神社境内には、日本庭園「緑風苑」があります。

 「聖寿寺」は、建長六年(1254)、南部家第二代南部実光が、初代光行の菩提を弔うために、現在の青森県三戸郡南部町に創建されたことに始まります。開山は、三光国師(孤峰覚妙 1271~1361)で、ご本尊は、釈迦如来です。

 かつて、その一帯は、南部氏の居城になっていて、本三戸城(もとさんのへじょう)と呼ばれていました。後世になって聖寿寺館(しょうじゅじだて)とも呼ばれるようになりました。

 南部氏は、桃山時代の終わりから江戸時代はじめに、慶長3年(1598)第二十六代南部信直が、盛岡に築城を開始し、寛永10年(1633)に盛岡城が竣工しました。築城にともなって、諸寺院が北山周辺に集められ、聖寿寺もこの地に移転され、山号を『大光山』寺号を『聖壽萬年禅寺』と改めました。

 南部氏代々の菩提所として、七堂伽藍を供え、当時、盛岡城下でも有数の大寺院でした。戊辰戦争で幕府方の奥羽越列藩同盟に加わったことから、戦後に衰退してしまいました。

 更には廃仏毀釈によって、明治八年(1875)に、聖寿寺の広い境内地に、幕末まで盛岡城内に祀られていた桜山神社(榊山稲荷神社の前進)が移転してきました。当時呼称されていた『もりおか開運神社』という名も用いられています。

 そのため聖寿寺は境内の片隅で如意庵という仮本堂に移され、正規の住職もいない被兼務寺院となってしまったのです。正寿寺に江戸時代のたたずまいを残しているのは、かつて五重の塔であった千体地蔵堂だけとなってしまいました。

 昭和五年に、この地の正面に神明鳥居が配され、南部家の霊廟が建立されました。同年第四十三代利淳の遺骨が納められて以後、当主の遺骨はここに納められるようになりました。

 聖寿寺も1959年(昭和34年)に、東京女子医大学長をつとめた医学者・久慈直太朗の寄
昭和五十一年には山梨南部町の南部ライオンズクラブと盛岡中津川ライオンズクラブによる南部家墓所の石段の大改修が行われた。また、平成十一年には庫裡が完成している。
進で近代建築風の本堂が再建されました。

 1976(昭和51)年に、山梨南部町の南部ライオンズクラブと盛岡中津川ライオンズクラブによる南部家墓所の石段の大改修が行われ、また、平成十一年には庫裡が完成するなどして今日に至っています。
 

アクセス
 JR山田線 上盛岡駅より徒歩20分弱
 JR東北新幹線 盛岡駅より約3km(※駅周辺にレンタサイクルあり)
 盛岡駅より路線バス「坂の下」バス停下車 徒歩5分
 〒020-0061 岩手県盛岡市北山2丁目12-12
 

池を挟んで左下が聖寿寺境内、右上が榊山稲荷神社

聖寿寺には、山門はありません。

この地のメインは、榊山稲荷神社です。

昭和五年に、この地の正面に神明鳥居が、

南部家の霊廟とともに建立されました。

聖寿寺本堂

寂れていた聖寿寺も、篤志家のおかげで

平成十一年には庫裡が完成し、

近代建築風の本堂も再建されました。

本堂内陣

開山は、三光国師(孤峰覚妙 1271~1361)で、

ご本尊は、釈迦如来です。

千体地蔵堂

かつて、五重塔があり、廃仏毀釈で

解体されることが決まりました。

その時に有志が立ち上がり、

五重塔の一階部分を残し、改造して

千体地蔵堂にしたそうです。

よくみますと、五重塔の第一層であることが

うかがえます。

扁額

 

南部家納骨堂

緑風苑庭園の心字の池

方長老の作庭の池泉

池泉に立つ観音像

この中に経文が収められています。

榊山稲荷神社社殿

社殿への鳥居と旭橋(朱色の橋)

榊山稲荷神社社殿

枯山水庭園

山門

 

 映像で視る聖寿寺・榊山稲荷神社・緑風苑庭園(5分)

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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