日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

手作り

2005年07月03日 | インポート
基本的に、自分で作れるものは「手作り」で、ということで生活している。

名刺は、今までは印刷会社に頼んで作っていたが、数年前に作った名刺がやっと無くなったので、今回は自分で作ってみる事にした。

パソコンとプリンターの性能が、最近急激に向上して、しかも低価格で購入できるようになってきたので、私にでも手作りの名刺が作れる環境が整った。

10年ほど前までは、白黒の手差し式のコピー機が、一番安い機種でも7万円程度の価格だったので、その使用頻度と価格から考えて、コピー機を購入することもできずに、コピーをとるのにもコンビニのコピー機で済ませていた。

2年ほど前に、カラーコピー機能・スキャナー機能・プリンター機能も備えていて、しかもデジタルカメラ画像データを送ると、直接出力できるような高性能の複合機を、38,000円で購入してからは、いろいろな物の手作りの可能性が広がった。

私のホームページに掲載している、私の一般質問とその答弁の全文を、htmlファイルにする時にも、有効活用している。

愛野町議会での発言の記録は、テープレコーダーで録音され、議会終了後にその録音テープを山口県の「議事録センター」という会社に送り、そこで音声を文字化(文書化)された原稿が、議会終了後1週間から2週間以内ぐらいに、議会事務局に戻って来る。

議員の中には、方言で質問されたり、声が小さかったりして、その音声から文字化することが困難な箇所もあるようで、そのような箇所は( )書きの文書となって戻って来る。

各議員の、そのような( )書きの部分の発言内容確認や、同音異義語などになっていないかなどの確認のために、一般質問と答弁の文書化されたもので、各議員に関する部分のコピーが各議員に渡される。

そのような箇所を各議員で点検・追加・修正してから、議会事務局に提出して、議会事務局にて点検し、再度「議事録センター」に送り返され、製本されて「議会議事録」として保存される事となる。

そのような、自分の一般質問と答弁内容の文書化されたものの点検・修正・追加等のために、議会事務局からコピーを預かった時に、その複合機のスキャナー機能と、パソコンに入れているOCRソフトを使い、ワード形式の文書にして、点検・修正・追加作業を行い、修正した箇所を「赤色文字」にして、議会事務局にメールで送るようにしている。

同時に、ファイルの名前を変えて保存をする時に、html形式での保存をしておけば、そのファイルをそのままホームページの中身の一部として使う事が出来る。

複合機とOCRソフトの、私なりに有効な利活用例の一端だ。
「手作り」の私のホームページに、「手作り」で内容を追加する時の、手法のひとつである。

名刺の手作りの話に戻る。
そのような便利で高機能・高性能の器械を安価で購入して手元にあるので、今回は名刺を手作りで作ることにしてみた。

他人様から頂いた、氏名・肩書き・住所・電話番号が表記されている、文字だけの名刺では、最近記憶力が衰えつつあるようで、なかなかその人の顔が思い浮かばなくなってきた。

顔写真入りの名刺を頂くと、そのような意味からすれば、非常に助かる。
そこで今回は、顔写真入り名刺の手作りに挑戦してみた。

最初に、使い慣れているワード形式文書の名刺判サイズの入力様式を選んで、その中に氏名・ふりがな・肩書き・住所・電話番号などを、文字の大きさや色を変えながら、用紙全体のバランスも考慮しながら入力した。

次に、自分の顔写真を画像ファイルから選択して挿入し、拡大・縮小・位置バランスなどを調整して、名刺の表面のワード形式ファイルは完成した。
裏面には、ホームページの案内文を載せることにした。

印刷をするために、10枚が1シートになっている、市販の名刺印刷用のインクジェト対応用紙を買ってきて、色々と設定条件を変えて出力の実験をしてみたら、いい感じのパターンを見つけ出す事ができた。

しかし、1枚ずつ切り離した時のカット面のギザギザが、どうしても気になった。

そこで、印刷関係の仕事をやっている知人に相談した所、裁断されて名刺大にした紙を、たくさん寄付して頂いた。

今回は特殊事情のために、かなりの枚数の名刺が必要となる模様だが、その全てを手作りでと考えている。
なにせ、元来の貧乏者なので仕方がない。

今度はその用紙で、出力を試してみた。
頂いた、カットされた名刺用紙は、厚みは十分で、表面のツルツル感も申し分なかったが、私のプリンターのインクとの相性が余り良くないらしく、色々に設定を変えて出力してはみたが、顔写真の画像が今ひとつくっきりしない。

そこで考えてみた。
元々、パッとしないような顔立ちなので、むしろ少しぐらいは、くっきりしない顔写真の方が、粗が見えなくて済むので良いのではないかと思い直した。

そのような訳で、今後私の顔写真入りの名刺を渡されるかもしれない人は、少しくっきりしない私の顔写真を見ても、「手作り」の名刺という事で御容赦のほどを。

豊田かずき