正確には「マイナス2エル分のエッチ二乗」の事で、傾斜補正をする時の近似式である。
傾斜のある(高低差のある)2地点間の直線距離(斜距離)を巻尺等で測り、その2地点間の高低差をレベル(水準儀)等で測った場合に、その2点間の水平距離を算出する場合の近似補正式になる。
覚えておくとどこでも使える、三角関数表も何もいらない、手計算で補正計算ができる近似式である。
地図や測量図面に表示してある地形・地物の線は、地点間の距離を全て水平距離に直して、ある定義された投影面に投影されたものだ。
高低差のある2地点間の斜距離(直線距離)をLとし、その2地点間の高低差(比高)をhとすれば、その2地点間の水平距離Sは、
S = L -(hの2乗÷2L)
で計算できる。
ただし、あくまでも近似補正式なので、同じ斜距離であっても、高低差が大きくなれば、最終結果にひびいて来る桁が違ってくるので、使用できる範囲の吟味があらかじめ必要となってくる。
36年前に高校の測量学の先生から、覚えて置くようにと言われた式のひとつだ。
楽しかった、高校の測量の授業を思い出した。
豊田かずき
傾斜のある(高低差のある)2地点間の直線距離(斜距離)を巻尺等で測り、その2地点間の高低差をレベル(水準儀)等で測った場合に、その2点間の水平距離を算出する場合の近似補正式になる。
覚えておくとどこでも使える、三角関数表も何もいらない、手計算で補正計算ができる近似式である。
地図や測量図面に表示してある地形・地物の線は、地点間の距離を全て水平距離に直して、ある定義された投影面に投影されたものだ。
高低差のある2地点間の斜距離(直線距離)をLとし、その2地点間の高低差(比高)をhとすれば、その2地点間の水平距離Sは、
S = L -(hの2乗÷2L)
で計算できる。
ただし、あくまでも近似補正式なので、同じ斜距離であっても、高低差が大きくなれば、最終結果にひびいて来る桁が違ってくるので、使用できる範囲の吟味があらかじめ必要となってくる。
36年前に高校の測量学の先生から、覚えて置くようにと言われた式のひとつだ。
楽しかった、高校の測量の授業を思い出した。
豊田かずき